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人の不幸を笑う人がうざい。人の不幸を喜ぶのをやめたいのに止められない理由とは?

人の不幸を反射的に笑ってしまいます。

ほんとうに悪意があるわけではありません。

私は病気なのでしょうか。

これはネット上に投稿された、「人の不幸を笑う人」に対する質問です。


この他、

  • 事故など暗いニュースを見て笑っている…
  • 失敗している姿に爆笑している…
  • 最低な人間だと感じる。

といった意見が、SNSやネット上に多数ありました。


人の不幸を笑う人は、いったい何を考えているのでしょうか。

気になったので調査してみました。


本記事では、

  • 人の不幸を笑ってしまう人の行動心理
  • 人の不幸を笑ってしまう人の特徴
  • 「人の不幸を笑ってしまう」のをやめたい人の解決策

以上を含め、人の不幸を笑う人について詳しく解説します。


人の不幸を笑ってしまう人の行動心理

なぜ他人の不幸を笑ってしまうのでしょうか?

人は時に他人の不運に対して笑いを漏らすことがあります。

これは単なる意地悪なのでしょうか?それとも何か理由があるのでしょうか?

以下は、人の不幸を笑ってしまう人の行動心理です。


  • 心配より先に笑ってしまう
  • 無意識に口角が上がる
  • 慌ててる姿がおもしろく感じる
  • 緊張が笑いに変わる
  • 笑いが勝手に働く
  • 共感よりも感情が先行する
  • 他人の失敗が自分を優越に感じさせる
  • 場の空気を和らげようとする


つまり彼らは、「感情をうまく使うことができていない」のです。

他人の不幸に直面したとき、本来なら「大丈夫?」と共感や同情が生まれます。

しかし彼らの場合は、驚きや緊張、優越感といった複雑な感情が入り混じり、どう表現していいか分からず『笑い』として表に出てしまうのです。

これは悪意だけが理由ではなく、心理的な部分において未熟であったり、自分への防衛反応である場合も含まれます。


人の不幸を笑ってしまう人の特徴

他人の不幸を見て笑ってしまう人には、どんな共通点があるのでしょうか?

その心理的背景や行動パターンには、いくつか特定の特徴が見られます。


  • 自分に自信がない
  • 自尊心が低い
  • マウントを取りたい、優位に立ちたい
  • 孤独を感じている
  • 不満やストレスを抱えている
  • 思いやりがない
  • 心が貧しい
  • 他人の成功を妬む傾向がある
  • 感情のコントロールが苦手
  • 人間関係がうまく築けない
  • 他人の不幸を娯楽と感じる


つまり彼らは、人を馬鹿にしたり見下すことで、自己肯定感を満たし快楽を得ています。

しかしその一方で、当の本人は「内面が満たされていない」という大きな問題を抱えているのです。

人の不幸を笑う行動の裏には、劣等感や孤独感、ストレスなど、心の乱れ・不安定さがあります。

そこで自分を保つために他人を下に見ることで、心をコントロールしているのです。


ただ、人の不幸を笑ってしまう人の全てが、性格に問題があるとは言い切れません。

以下でその理由のひとつとも言える「障害」について解説します。


もしかして人の不幸を笑ってしまうのは障害?

人の不幸を笑ってしまう行動は、多くの人にとって不快なものと感じられるかもしれません。

しかし、これは性格の問題ではなく、障害の一つとして考えられることもあります。

以下に、いくつかの障害例を挙げて説明します。


障害の例

  • ADHD

ADHDの人は、気分がそのまま態度に出やすいことがあります。

これは、感情をコントロールする脳の部分(大脳皮質)がうまく働かないためだと考えられています。

大人しくしていなければならない場面なのに、楽しくて大笑いしてしまうこともあります。


  • トゥレット症候群

何らかの動きをすることや音を発することに対して逆らえない衝動が生じ、その行為は意図せずに(不随意に)出てしまうことがあります。

この障害を持つ人は、運動チックや音声チックを経験し、これが笑いとして表れることもあります。


  • 統合失調症

原因は現在まで特定されておらず、発症は100人に1人と言われており、脳の機能に問題があると言われています。

独り言をつぶやいたり、一人でクスクス笑い出す(空笑)ことがあります。


  • 失笑恐怖症

失笑恐怖症とは、笑ってはいけない場面で笑ってしまう病気です。

強い緊張、不安、苦痛、恐怖などを感じているときに、そのストレスを回避しようとして自分の意思に関わらず笑ってしまう症状です。


▽各障害内容の引用元

  • nobico(のびこ)
  • MSDマニュアル
  • 青海成木台病院
  • 小さなお葬式


これらの行動は単なる性格の問題ではなく、心理的・神経学的な要因によるものです。

したがって、こうした行動を見たときには、その人が何かしらの障害を抱えている可能性を考慮することも必要です。


人の不幸を笑ってしまう人の末路

他人の失敗や不幸に対して笑ってしまう。

その後にはどんな結果が待っているのでしょうか?

人の不幸を笑ってしまう人の末路を深掘りしてみました。


  • 人が離れていく
  • 信頼を失う
  • 孤立する
  • 職場での評価が下がる
  • 交友関係が悪化する
  • ネガティブな評判が広がる
  • メンタルが悪化する
  • 自尊心がさらに低下する
  • トラブルに巻き込まれやすくなる


残念ながら最終的には、因果は巡り、自分の身に不幸が降りかかるでしょう。

他人の不幸を笑う行為は、周囲との信頼関係を壊し、自分自身をも傷つける結果につながります。

人が離れ、孤立し、メンタル面でも悪い影響を受けやすくなるという悪循環に陥ってしまうのです。


「人の不幸を笑ってしまう」のをやめたい人の解決策

他人の不幸を笑ってしまうことをやめたいと思ったとき、どのような方法が効果的なのか。

やめるには次の方法を実践してみましょう。


・暗いニュースや情報を見ない(無視する)
・自分の身の周りで不幸が起きたと想像する
・反省をする時間を作る
・ポジティブな思考を心がける
・感情のコントロール方法を学ぶ
・本を通じて他人の視点を理解する


暗いニュースや情報を見ない(無視する)

日常生活の中で、暗いニュースやネガティブな情報に触れることは避けられません。

しかしそれが心に悪影響を及ぼす場合は、意識的に避けるようにしましょう。

まず、ニュースをチェックする頻度を減らすことから始めてみましょう。

一日に何度もニュースサイトを訪れたり、テレビのニュース番組を見るのをやめて、決まった時間にまとめてチェックするようにします。

また、ソーシャルメディアのフィードを見直し、ネガティブな情報を発信するアカウントのフォローを外すことも一つの方法です。

ネガティブな情報を無視することで、ストレスが軽減され、人の不幸に対して冷笑する機会は減ります。

自分自身の心の健康を守るために、情報の選択に気をつけてみましょう。


自分の身の周りで不幸が起きたと想像する

他人の不幸を笑ってしまう癖を直すためには、自分の身の周りで不幸が起きたことを想像します。

自分事として他人の気持ちを理解することができれば、共感力を高める助けになります。

たとえば大切にしている人が、そのニュースと同じような状況に置かれたと考えてみましょう。

困難な状況に直面している姿を想像することで、彼らが感じるであろう悲しみや苦しみが分かり、自然とその人の気持ちに寄り添うことができます。


次に、自分自身が同じ状況に陥った場合を考えてみてください。

たとえば失業したり、大切な人を失ったりしたとき、どのような感情を抱くかを深く考えてみます。

そのとき、「周りの人たちからどのように接してくれたら嬉しいか?」を考えることで、他人に対する接し方も変わってくるはずです。

このように、自分の身の周りで不幸が起きたことを想像することで、他人の気持ちを理解し、共感力を高めることができます。


反省をする時間を作る

人の不幸に対して笑ってしまうことに気づいたら、その行動を振り返り、反省する時間を作ります。

これにより、自分の行動が他人にどのような影響を与えているのかを考えることができます。

まず、自分がなぜそのような反応をしてしまうのかを、冷静に分析してみましょう。

ストレスや疲れ、自己防衛のために、そのような反応をしているのかもしれません。

考察し理解することで、次回、同じような状況に直面したときに、より適切な対応ができるようになります。


また、反省するだけで終わらせずに、具体的な改善策を練ってみましょう。

たとえば、笑うのを我慢してじっと観察する、一呼吸置いて冷静になるなど、実際に試してみることです。


ポジティブな思考を心がける

人の不幸を笑うのをやめるためには、自分の思考パターンを見直してみましょう。

ポジティブな思考を意識し、日々の生活の中で感謝の気持ちを持つようにします。

毎晩寝る前に、その日に感謝できることを3つ書き出す習慣をつけてみてください。


「朝の目覚めがよかった」

「トラブルもなく仕事を終えた」

「店員さんが優しかった」


といった内容で十分です。

こうすることで、自然と前向きな視点を持つことができ、人の不幸を笑うようなネガティブな反応も減っていくでしょう。


本を通じて他人の視点を理解する

本を読むことで、さまざまな人生経験や異なる価値観に触れることができます。

これにより、他人の苦しみや悲しみを深く理解し、自分の感情のコントロール方法を学ぶことができます。

また、読書を通じて得た知識や感情を振り返り、自分自身の行動にどのように反映させるかを考える時間を持つことも大切です。

読んだ本の内容を日常生活に取り入れることで、他人に対する理解や共感が深まり、ネガティブな反応を減らすことができます。

少なくとも次の本を読むことで、他人の不幸を笑うことは無くなるでしょう。


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