「そもそも仕事したくない。働きたくないし人と関わりたくない」と思う原因と解決策。

大学4年で就活の時期なのですが、やりたいことはないし、そもそも仕事をしたくないです。

お金を稼ぐためには、生きていくためには嫌でも仕事をしなければならないし、多くの人が好きで仕事をしているわけではないこともわかっています。

上記はネット上に投稿された、「そもそも仕事をしたくない」という質問です。

他にも同様に、

このような意見が、ネット上に多数見受けられます。

なぜ彼らはそんなにも仕事をしたくないのでしょうか？

気になったので調査してみました。

本記事では、

以上について詳しく解説します。

そもそも仕事したくないと思う原因

仕事に対する意欲が湧かない。

そもそも仕事したくないというのは、一体なにが原因なのか。

その理由を深堀りしたところ、様々な要因が絡み合っていました。

これらの内容から、そもそも仕事したくない人は「縛られずに生きたい」のだと考察できます。

しかし、漠然と縛られずに生きたいと言っても、働いてお金を稼がなければ暮らしていけません。

「自分はどうして仕事したくないのか？」

を掘り下げて、具体的な解決策を見出す必要がありそうです。

働いている人が仕事をしたくない理由

働いている人でも、「仕事を続けたくない」と思うことはあります。

モチベーションの低下やストレスの増加が、その背後にあることが多いです。

働く中で仕事への意欲が失われる理由を、ネットや身近な人から掬い上げたところ、思いの外たくさん見つかりました。

既に仕事をしている人が働きたくない理由は、今の仕事や生活に「不満を感じている」ところに起因しています。

その人の『仕事・職種・働き方』が関係しているため、これを解決するには、会社に改善を促すか、手っ取り早く転職する以外なさそうです。

しかしながらネット上には、退職手続きに苦戦し、会社を辞めさせてもらえないのでバックレようか考える人も見受けられます。

仕事を辞めさせてくれない時の最終手段：バックレる前に知っておくべき事と対処法

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仕事をしたくない・働きたくない人の実態調査

近年、「仕事をしたくない」「働きたくない」と感じる人が増えていると言われています。

若者だけでなく、幅広い年齢層に広がるこの現象の背景には何があるのでしょうか？

ここでは、仕事をしたくない・働きたくない人の実態について解説します。

働きたくない人はどれ位いるの？

実際に仕事をしたくない、働きたくない人はどれほどいるのでしょうか？

マイナビによる「正社員のワークライフ・インテグレーション（仕事と生活を向上させる働き方）調査」によると、正社員の1/2以上が「できることなら働きたくない」と感じています。

働きたくないと感じる理由には、主に『仕事内容』『給料』『労働条件』に対する不満が見受けられます。

また、できることなら働きたくないに次いで多かったのが、

という意見。

つまり、現代の日本人は働きたくない人が多いことに加え、仕事に意欲的な人は少ないと考察できます。

会社にどんな制度を作って欲しい？

以下は、今は導入されていないが、今後導入してほしい従業員向けの施策より、上位10%を占める内容です。

ご覧の通り「週休3日制度」が飛び抜けています。

この内容からも、「休みたい = 仕事をしたくない」人が多いと考察できます。

今後どうしていきたいか？

現在の職場環境に対しネガティブな回答をした人へ「今後どのような行動をとるか？」というアンケート

では、今の職場に対し不満を抱える人は、今後どうしていきたいのでしょうか？

こちらのデータを分析すると、「転職活動をして職場を変える」と「特にない」が多くの項目で上位に挙げられています。

中でも「特にない」の割合が高い項目が多く、何らかの不満があっても、とりわけ行動を起こさないケースが多いことが分かります。

しかし、

といった具体的な不満に対しては、「転職活動をして職場を変える」の割合が高くなっており、これらの要因が離職を促進する大きな要因となっていることが示唆されます。

特に、「仕事そのものに満足していない」という理由で転職を考える人が最も多く、仕事の内容ややりがいに対する不満が離職の主要な動機であることが伺えます。

企業は、従業員の離職を防ぐために、これらの具体的な不満に対する改善策を積極的に検討し、実施することが必要です。

仕事の内容の充実や適切な報酬制度、働きやすい環境の提供などが、従業員の満足度向上に寄与し、結果として離職率の低下に繋がるでしょう。

そもそも人間には「怠ける」本能がある

仕事をしたくない、働きたくないというのは変ですか？

何か病気なのでしょうか？

実はそもそも人間とは、怠けるようにできている生物です。

本能的に生き残ることを目的としていて、何かあった時のためにエネルギーを蓄えておく必要があります。

人体の中で最もエネルギーを消費するのは脳であり、その量は全体の20%を占めています。

たとえば日常の中では、移動が大変だから「電車や車に乗る」という行為。

立ってするのが疲れるから「便座に座る」、面と向かって話すのは大変だから「電話で話す」。

最近ではお金を払うのが面倒くさいから「キャッシュレスで支払う」も、怠ける（楽する）行為のひとつです。

要は『面倒』なことを『簡単』にするように、世の中は利便性を重視して動いているのですが、結果として人間が『楽をしたい』だけなのです。

したがって「そもそも仕事したくない」というのは、本能に従っているのだと言えます。

引用：人はなぜ怠けるのか? 自分の「軸」を持てば、怠け癖は治せる/脳神経外科医・菅原道仁

そもそも仕事したくない人が働けるようになる方法

「そもそも仕事したくない」と感じる人が、どのようにすれば働けるようになるのでしょうか？

そのためには、働くことへの抵抗感を軽減し、無理なく仕事を始めるためのきっかけが必要です。

以下で実践的なアプローチをお伝えします。

仕事をしたくない根本的な理由を見出す

まず、「なんで仕事したくないんだろう？」って自分に問いかけてみましょう。

その理由がはっきりすると、自分に合った仕事が見えてきます。

例えばこんな風に、仕事をしたくない理由を深掘りしてみてください。

「多くの人と関わるのは苦手なんだよなぁ」

人と接するのが苦手なら、接客業は避けた方がいいですね。

事務などのデスクワークや一人で集中できる仕事が向いているかもしれません。

「引越しはめんどくさいから嫌」

もし引越すのが嫌なら、転勤のない職場を探すといいでしょう。

などを事前に調べれば、転勤や異動、出向を避けることができます。

また、転職会議など企業の口コミサイトを見れば、詳しい情報が得られます。

転職会議はこちら

「とにかく実家から離れたい」

実家から離れたいなら、実家の近くに支店や分社がない会社を選ぶといいです。

寮完備あり、住宅手当付きといった企業を選べば、家賃を浮かせることもできるし、実家から離れることもできます。

新しい環境で一からスタートできる会社を見つけましょう。

「そもそも通勤したくない」

通勤が嫌なら、リモートワークが可能な仕事を探すのがおすすめ。

最近は在宅で働ける仕事も増えていますし、対人が苦手な人にも向いています。

パソコンが無くても支給してくれる会社を選べばいいだけです。

このように「仕事したくない理由」をしっかり理解することで、自分の価値観に合った仕事を見つけることができます。

やりがいを見つける

次に、「どうしたら仕事が楽しくなるんだろう？」って考えてみましょう。

やりがいが見つかると、仕事に対するモチベーションも上がります。

たとえば、好きなことや得意なことを仕事にするとやりがいを感じやすくなります。

・プログラミングでゲームを作るのが好き
・SNSで発信するのが得意
・YouTubeで動画配信している

このような趣味やスキルを活かせる職場を探すことで、仕事に対する楽しさや達成感が増します。

仕事にやりがいを感じると、日々の業務に対する興味や熱意が増し、結果として成果も上がるので、好きなことや得意なことを意識して職探ししましょう。

ボランティアを経験する

ボランティア活動は、自己成長や社会貢献をするいい機会です。

1度経験すると、仕事に対する考え方が変わり、新たな視点が得られます。

それにボランティア活動に参加することで、様々な人と出会い、異なる環境での経験を積むことができます。

ボランティアで得られることは、

と、多くのメリットがあります。

また、他人のために尽力することの喜びを感じることで、自分自身の価値観やモチベーションも向上します。

たとえば、地域の清掃活動や子供たちの学習支援など、自分が関心のあるボランティア活動に参加することで、楽しく取り組めたり、生きがいを感じられるかもしれません。

こうした経験は仕事に限らず、人生においてもきっと役に立ちます。

副業から始める

会社に属して働くことに抵抗を感じているのなら、副業のように個人でスタートしてみては？

これなら自分のペースで働くことができるし、多少なりとも収入を得ることができます。

もちろん、稼ぐまでには時間がかかるでしょうし、それがあなたの天職かどうかはわかりません。

でも、何もせずにいるより何かにチャレンジしてみて、働くきっかけ作りからはじめてみましょう。

職業訓練やスキルアップをする

現代の仕事環境では、リスキリングが流行っているように、常に新しいスキルや知識を学ぶことが求められています。

職業訓練やスキルアップの機会を活用することで、自分の市場価値を高め、より良い仕事や昇進のチャンスを得ることができます。

このように自分に投資することで、キャリアを大きく前進させることができます。

積極的に学び続けることで、未来のチャンスを広げましょう。