職場で同じことをしても怒られる人と怒られない人がいますけど、その違いって何ですか?
怒られない人ってずるいです。
こちらはネットで見つけた、「同じことをしても自分だけ怒られる」人に関する投稿です。
他にも、
- 私だけ厳しい扱いを受ける
- 何かと細かく指摘される
- どうしたらいいのかわからない…
このような困惑した意見が多数ありました。
同じことをしても怒られるのは、一見つじつまが合わないように思えますが、彼らのなにがそうさせているのでしょうか。
気になったので深く調べてみました。
本記事では、
- 同じことをしても自分だけ怒られる理由
- 同じことをしても怒られる人の特徴
- 同じことをしても怒られないようにする方法
以上について解説します。
目次
同じことをしても自分だけ怒られる理由
今回はインターネット上にあった、
「同じことをしても怒られる人」と「怒られない人」
に関する書き込みを調査したところ、以下のような怒られる原因が見つかりました。
- 遅刻・欠勤が多い
- 責任感がない
- 信頼関係が薄い
- 仕事が遅い
- 喋ってばかりいる
- 成果・結果を出していない
同じことをしても自分だけ怒られてしまうのは、普段の仕事ぶりや態度の「積み重ね」に起因しています。
こういったマイナス面の蓄積から、上司から目をつけられるようになり、怒られやすい状況は「本人が作ったもの」であると考察できます。
同じことをしても怒られる人の特徴
他の人は見逃されるのに、自分だけが厳しく指摘されてしまう。
一体なぜ…?
この背後には、特定の性格や行動パターンが関係しているようです。
実際に、彼らに共通する特徴を掘り下げたところ、次のようなところがありました。
- オドオドしている
- 優柔不断なところがある
- 要領が悪い
- 自分に自信がない
- 目に付く(悪い意味で目立つ)
- 優しくていい人
- 立場が弱い
このような見た目や態度から、どこか弱そうに見えることを理由に、彼らのことを舐めている様子が伺えます。
つまり、「言いやすいタイプ」ということです。
しかし当人だけが責められ、他の人は見て見ぬふりをするなど、不公平とも言える扱いを受けている人も少なくありません。
このような不当な扱いに対し、
『怒られない人ってずるい』『贔屓している』
と不満や怒りを抱くのは当然とも言え、怒る方にも問題があると考えられます。
優しい人やいい人は怒られやすい?考えられる理由
怒られる人の特徴に挙げた「優しい人」「いい人」ですが、ネット上には『比較的怒られやすいのでは?』という意見がありました。
考察したところ、彼らの「内気な性格」が原因のようです。
たとえば怒られても、
⚫️言い返さない(返せない)
⚫️そのまま受け入れてしまう
⚫️人の意見に流されやすい
というように感受性の高いところから、対立を好まない(避ける)傾向が強いと見受けられます。
優しい人が怒る立場になってしまったら
そんな優しい人が反対に怒る立場になった時に、動揺を隠せない人も少なくありません。
と言うのも、普段大人しい人が豹変するギャップにショックを受けるからです。
優しい人は常識があるからこそ、滅多に怒らないのであって、自分が怒る姿を「みっともない」と感じています。
彼らが怒ってしまうのは、それまでの過程の積み重ねに耐えられなくなり、我慢の限界を超えたから。
一気に爆発して、普段使わない乱暴な言葉や、声を荒げる姿に、周りはびっくりしてしまうのです。
同じことをしても怒られないようにする方法
「なぜ自分だけ…」と思うかもしれませんが、黙っていても何も解決しません。
怒られないようにするには、努力や工夫が必要です。
その具体的な方法とは、次の通りです。
自分の意見をしっかり言う
同じことをしても怒られないためには、自分の意見をしっかり伝えることです。
これには、自分の考えや意図を理解してもらうほか、誤解を防ぐためでもあります。
もしも意見を述べる時は、話す内容を整理してから。そして堂々と、自信を持って話しましょう。
ただ、怒る方にも考えがあるのですから、一方的に自分の意見を押し付けるのではなく、話の中でお互いに理解を深めること。
このようなきっかけひとつで、たとえ同じミスを冒したとしても、以前のような怒られ方はしなくなるはずです。
ハキハキと大きな声で話す
そして意見を述べる時は、ハキハキと大きな声で話すこと。
声が小さかったり、もじもじしていると、より相手をイライラさせてしまうだけです。
声の大きさは自信の表れでもあるので、胸を張って、相手の目を見て話すよう心掛けること。
またこれに加え、以下のような会話のコツを取り入れましょう。
●表情を豊かにする
●身振り手振り(ジェスチャー)を交える
●間を取る
●時折相手の名前を呼ぶ
●短く簡潔にまとめる
そして1番大事なのは、何よりもあなたらしく、自然体で話すことです。
体を鍛えて見た目を強くする
見た目で判断されているようなら、体を鍛えて、見た目から強くしましょう。
体を鍛えると見た目だけに限らず、メンタルも強くなることから、自信が生まれ、自分自身でも様々な変化を感じることができます。
また、見た目や心の強さを養うほかに、物事の習慣化や継続する力などが身につき、働き方、仕事に対する姿勢に良い影響を与えます。
過度なトレーニングをすると、眠くて仕事にならないとか、体を壊してしまうことに成り兼ねないので、少しずつ、気負いしない程度に始めましょう。
仕事の優先順位を明確にする
仕事が多くうまく整理できなかったり、何が急ぎなのかわからないと、怒られる機会は増えてしまいます。
これを改善するには、仕事の優先順位をつけることです。
優先順位をつけると、効率よく仕事ができるようになり、仕事全体が円滑に回ります。
仕事の優先順位をつける方法には、以下のようなものが挙げられます。
- メモに書き記す
- 簡単なことはさっさと済ませる
- やらないことを決める
- 完璧にやろうとしない
- 詰め込みすぎない
そしてとにかく抱えている仕事、関わっている仕事を「見える化」することです。[/st-mybox]そしてとにかく抱えている仕事、関わっている仕事を「見える化」することです。
付箋、メモアプリなど、いつでも目に付くところにまとめましょう。
時間を管理し仕事の質を高める
時間の使い方は、仕事の成果に直結します。
きちんと時間を管理できないと、納期に間に合わなくなったり、作業が滞り、周囲にも迷惑をかけることになるのです。
時間管理を行うことにより、次のようなメリットがあります。
⚫️効率が上がる
⚫️仕事の質が高まる
⚫️時間に余裕が生まれる
このような結果を出すことで、周囲からの信頼も高まり、益々仕事が円滑に回るでしょう。
仕事の時間を管理するためには、前述の優先順位をつける工程を踏まえ、タスクを整理し、スケジュールに反映していきましょう。
失敗を重ねとにかく結果を出す
仕事で結果を出していけば、必然的に怒られることも減るはずです。
そのためには失敗を恐れず積み重ね、結果を出すことに専念するのみです。
HONDAのウェブサイトには、本田宗一郎のこのような名言が残されています。
もし、失敗もせず問題を解決した人と、十回失敗した人の時間が同じなら、十回失敗した人をとる。同じ時間なら失敗した方が苦しんでいる。それが根性となり、人生の飛躍の土台となる
Honda magazineより「挑戦する心」
このように失敗することが成功の近道であり、そのためには早く失敗を積み重ねるという「リスク」も必要ということです。
結果を出すまで怒られることはあっても、ただの過程と思って、本気で仕事をしてみてはいかがでしょうか。