職場の出戻りをする人ってどういう心境なんですか?出戻りのくせになぜそんなにエラそうにできるんだ?
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会社を辞めた人間がまたやってきたことに、うざいと感じている人の投稿です。
このほかにも同僚や先輩が出戻り、「働きにくい」と感じる人は多数います。
出戻り社員はなぜうざいと感じられているのか?
また、出戻りをする人は実際にどのような人なのか?
気になったので検証してみました。
本記事では、
- 出戻り社員がうざいと感じる原因
- 出戻り社員になる理由、嫌われる訳
- 出戻り社員に待ち受ける実態
以上について解説します。
目次
出戻り社員がウザいと感じるのは、その人の態度が「厚かましいから」です
どれほど出戻り社員がうざいのか?そう言われている理由を調べてみました。
「うざい」と主張する人の多くが、
「偉そうにしている態度が厚かましいから」
という原因からなることがわかりました。
というのも、出戻りの人がいない間に入社した人が存在している訳で、たとえ当時は上司だったとしても、彼らからすれば見ず知らずの新人と同じ。
「誰?知らないんだけど」
「急にしゃしゃり出てきて何なの?」
その態度のデカさから、出戻り社員に違和感を感じ、拒否反応をしてしまうのです。
「仕事ができる」素振りはあるものの、実際にはそうでもなく、優秀だと勘違いしている面に腹を立てている人も少なくないようです。
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「なぜ来たの?」出戻り社員になる理由
出戻り社員になるには理由がありました。
大きく分けると以下の2つです。
- 転職先に問題があった
- 会社が引き戻した
転職先に問題があった出戻り社員
1つは、退職して新たな職場へ転職したものの、その職場で問題が起きたために、居心地の良い元の会社へ出戻ったパターンです。
転職先で起きた問題は、
- 待遇が悪かった
- 給与が低く昇給がない
- 職場に馴染めない
- 仕事がきつかった
- 倒産してしまった
と、ネガティブな理由ばかり。
またこの他に、「別の部署へ配属したものの、その部署内で嫌われて戻ってきた」という人もいるようです。
ただこれらの問題は、元の会社の諸条件が良い、またはゆるいといったところに起因しています。
激務じゃないし、減給されたこともないし、しっかりと休みも取れた。
「今考えてみると、あの会社よかったな」
と、外へ出てみて色々気付かされ、出戻りを選んだのです。
会社から引き戻された出戻り社員
一方で、自分の意思ではなく会社から引き戻された出戻り社員もいます。
引き戻す理由には、
- 採用コストがかからない
- 人材育成をする必要がない
- 人手不足だから
この中でも最も多いのが「人手不足」です。
少子高齢化に加え、転職が一般的になったこともあり、若い人材が得られないため、即戦力となる人材である元社員を呼び戻します。
また会社は人手不足を理由に、売上を落とす訳にもいきません。
リアルな話、新人を1から育てるよりも、良くも悪くも会社のことを知っている元社員の方が頼りになります。
新人はいつ辞めるか分かりませんからね。
出戻り社員ってなぜ嫌われるの?
転職したはずなのに、なぜか元いた会社に戻ってくる出戻り社員。
「あれ? なんで戻ってきたの?」と、ちょっと気まずい雰囲気になることも…
そんな出戻り社員が嫌われる理由をここで解説していきます。
会社と揉めて辞めた 会社を批判した
出戻り社員が嫌われる理由の一つは、会社と揉めて辞めたからです。
当時その人は、会社と揉めたり批判をして、トラブルを抱えたまま辞めました。
問題児が再び戻ってきて、周りの人たちは「また問題を起こすんじゃないか」と心配になります。
また、その過去のトラブルが原因で、信頼関係が損なわれている場合もあります。
このような経緯があると、出戻り社員を警戒してしまうのです。
辞めたタイミングが悪かった
当時、辞めたタイミングが悪かったことも、出戻り社員が嫌われる理由になります。
なぜなら辞めた時期が、会社や従業員たちにとって悪い印象を残しているからです。
たとえば辞めた時期が、
- 繁忙期の真っ只中だった。
- 人手が足りない状況だった。
このような状況であると、社員たちは大きな負担を受けています。
だから、再び戻ってきた時には、「あの時は大変だった」という記憶が強く、平然とした態度に腹が立つのです。
先輩面(せんぱいづら)をする
先輩面をするというのも、出戻り社員が歓迎されない理由のひとつ。
これは復帰した社員が、以前の役職や経験をもとに、あたかも自分が上の立場であるかのように振る舞うことを指します。
つまり戻ってきた社員が、
「俺は昔からここの社員だから」
といった感じで、新しいメンバーや若手社員に対して偉そうにしたり、威圧的な態度をとるのです。
このような態度が周囲の反感を買い、受け入れられにくくなる原因となります。
給与や待遇が良い(と思われる)
戻ってきた社員が、それなりのポジションを与えられた場合、周りの社員たちは給与や待遇が良いのだろうと感じます。
出戻り社員は、他の人よりその会社の業務やサービスに精通しています。
その能力や他社での実績を買われ、即戦力として期待されることが多いです。
会社は業務の拡大やサービスの改善、売上の向上に努めてくれるという期待から、高い役職や給与を提示することがあります。
実際にはどの程度なのかわからなくとも、周りの社員は「なんであいつだけ特別扱いなの?」と、不公平に感じとります。
その結果、周りの社員から羨ましく思われたり、反感を持たれたりしてしまうのです。
仕事のやり方が古い
戻ってきた社員が、昔ながらの方法や考え方で仕事をするのも問題です。
たとえば、業務システムやツールが変わり、それを無視して昔のやり方をしていると、明らかに効率が悪いです。
また、他社での経験や知識を過信して、自社の現状や方針に合わない意見をすると、「空気が読めない」「傲慢だ」と思われます。
協調性が無かったり頑固な姿勢が、周りからの反感を買い、嫌われる原因となるのです。
「一度辞めた人」の壁が拭えない
当時、会社を辞めた理由によっては、
「逃げ出した」「責任感がない」
といったイメージを持たれている可能性があります。
また、あまり人間関係がよくなかった場合、再び同じ環境で働くことに抵抗を感じる人もいます。
出戻り社員自身も、過去の経験から周囲に対して、警戒心や不信感を抱いている場合もあります。
このような思いがあると、昔のような働き方や付き合いを再現するのは困難であり、双方の間にある溝は深まるばかりです。
出戻り社員でまた辞める人もいるの?
割と辞めた会社に出戻りしたり、さらに出戻りした会社をまた辞める方はいるものですか?
出戻りしたのに辞めてしまう人はいます。
以下はその理由です。
- 気まずい空気が変わらない
- 周囲の冷たい態度に耐えられない
- 以前と同じ働き方ができない
- 会社の方向性が変わった
- 家庭の事情により(言い訳も踏まえ)
- 会社が潰れた
どのような形であれ、1度辞めた人が会社に戻ると、なかなか会社に馴染めないですし、想像以上に苦労します。
筆者の上司も、会社から引き戻されて出戻りしましたが、同期の人たちはよく思っておらず、別の上司とよく口論しているところを見かけました。
結局、考え方や方向性の違いからウマが合わず、その上司は独立して会社を営んでいます。
また、その上司は、
「仕事の器量と年齢により、転職に限らず、独立という選択も生まれた」
と言っていました。
40代、50代ともなれば、転職を受け入れる会社の母数も減りますし、その後の人生を考えると、独立という選択肢は多いにあるのではないかと考察できます。
出戻りするなら早い方がいい?どのぐらいで戻るべき?
会社に出戻りした人は、辞めてからどのくらいの期間で戻るもの?
一度辞めたけれど、再び戻ることを考えているのなら、早い方がいいのでしょうか。
実際に出戻りした人を調べてみると、以下の通り、とりわけ早い傾向もなくバラバラでした。
- 3日
- 2週間
- 4ヶ月
- 半年
- 1年
- 2年
- 3年
出戻るまでの期間は自由です。
しかしながら、半年、1年と期間が開けば、代わりの人員が補充される確立は高くなります。
それに再び会社に戻れるかどうか、判断するのは会社です。
円満退社や寿退社なら会社に戻りやすいでしょうし、持ち前の能力が活かせるならば、即戦力として受け入れてくれると思います。
出戻り社員に待ち受けるものとは?
相当仕事のできる人でない限り、出戻り社員の立場は弱いです。
本人もそれなりの覚悟を決めて戻っていますし、肩身も狭くかなり辛い状況になります。
実際にどのような目に遭うのか調べたところ、以下の事例がありました。
- 有給や職歴(役職)は1から出直し
- 以前と同じ給与は得られない
- 1番下っ端になる(なのに仕事は一人前)
- しばらく冷たい目で見られる(半年、1年と)
- 謙虚にならなければいけない
他にも、喧嘩別れをした場合に、「社員の前で謝罪させられた」「誰に対しても常に敬語で話さなければいけない」など、我慢と自制が必要になった人もいます。
「戻らなければよかった…」と後悔する人や、我慢できず、半年も経たずに辞めていく人も少なくありません。
表立っていじめられることはありませんが、鼻で笑われたり、「やめたクセに」と陰で文句を言う人も、一定数いると思われます。
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出戻りしたくなる会社は良い。戻れる環境と受け入れる社会が必要です。
しかし角度を変えてみると、出戻りしたくなる会社自体は良いのではないでしょうか。
先に述べた通り、転職が当たり前とされる時代の今、若い社員の離職を防止するより、出戻りが受け入れられる職場環境や、出戻りを良しとする社会が必要です。
良い職場の条件には、新人に限らず中途採用が多く、人材の流動性があることが挙げられます。
若手の管理職がいて、ベテランの職人さんがいる。そこに出戻り社員がいてもおかしくありません。
出戻り社員をどうこう言うのではなく、仕事にやりがいを持ち、誰もが働きやすいと思える職場の環境こそが、この問題の本質にあるのではないでしょうか。