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怒られてもケロッとしてる…腹が立ってうざい。怒られても平気な人の特徴、心理とは?

何か嫌な事を言われたり、キツく注意されてもケロッとしている人って、何故なのでしょう?

どういう風に育つとそんな風になるのか知りたいです。

上記はネット上に投稿された、「怒られてもケロッとしている人」に対する質問です。


他にも同様に、

  • なぜ平気な顔をしていられるの?
  • 怒っている相手が気の毒に感じる。
  • 頭の中、一体どうなっているの…

といった意見が、SNSやネット上に散見されています。


実際のところ、怒られてもケロッとしている人は何を考えているのでしょうか。

気になったので調査してみました。


本記事では、

  • 怒られてもケロッとしている人に腹が立つ理由
  • 怒られてもケロッとしている人の特徴
  • 怒られても平気な人の心理、原因
  • 怒られてもケロッとしている人の対処法

以上について詳しく解説します。


怒られてもケロッとしている人に腹が立つ理由

インターネット上にある、「怒られてもケロッとしている人」に対する書き込みを調べたところ、以下の意見がありました。


  • 凹んだのが嘘に感じる
  • 立ち直りが早い
  • 終始無表情
  • 何度も同じ失敗をする
  • 説明しても理解していない
  • 自分はできると勘違いしている
  • 他人の意見を尊重しない
  • 責任をほかに転嫁する


これらの理由から、「反省していない」様子が見受けられます。

自分が反省することに重きを置いていない、または失敗を学ぶ機会として捉えていない姿勢が、周囲から反感を買っているようです。


怒られてもケロッとしている人の特徴

さて、怒られてもケロッとしている人は、どのような特徴があるのでしょうか?

以下で彼らの特徴をまとめました。


  • 忘れたフリをしている
  • 何とも思っていない
  • 自分は正しいと思っている
  • 見下している
  • 人を選んでいる
  • プライドが高い
  • 傾聴力が乏しい
  • 受け流しがうまい
  • 自分に自信がある
  • 冷静な性格をしている
  • 責任感が薄い(責任を感じれない)
  • 他人の意見に左右されにくい
  • 根がポジティブ


彼らは、自分と周りの価値観の違いを見極め、見切りをつけています。

そもそも考え方が違うため、話が平行線となったり、お互いに理解し合えないので、半ば諦め、悟っている様子も伺えます。

また「仕事の責任が重い」「仕事がつまらない」といった理由から、そもそも仕事をしたくない人も少なくありません。


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怒られても平気な人の心理

とは言え、怒られるのは嫌なはずです。

なのに彼らは、なぜ怒られてもケロッとしているのでしょうか?

どのような心理なのか調べてみました。


  • やる気がない
  • やる気はあるけどできない(行動に移せない)
  • なぜ怒られているかわからない
  • 自分には関係ないと思っている
  • 言われ慣れている
  • 状況の重要性を理解できない
  • 直面する問題から逃避している
  • 感情はあるけど表現が下手


以上の内容から、怒られてもケロッとしている人は「無気力」に感じます。

怒られることに対して反応がなく、また無関心であることを示しています。


怒られてもケロッとしているのは育ち方が影響している?

子どもは親に怒られても、すぐに別のこと(楽しいことや好きなこと)へ意識が向きます。

なぜなら子どもは未熟であるため、どうして怒られたのか深く理解できないからです。

また、これには認知的不協和も考えられます。

「認知的不協和」とは、人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態。人はこれを解消するために、矛盾する認知の定義を変更したり、過小評価したり、自身の態度や行動を変更すると考えられている。

Wikipediaより引用


たとえば、子どもが大事にしているおもちゃを無くし、それに対し親が怒ったとします。

子どもは無くしたことによる「悲しい」感情と、親に怒られた「不快な」感情を抱きます。

同時に異なる感情を受けることで、彼の中で不調和が起こり、そのストレスから逃げるため、楽しいことや好きなことをして自分をコントロールします。


もしかしたら、この幼少期の影響が大人になっても強く残り、怒られてもケロッとしている(動じない)のかもしれません。

大人に成長するまでの過程で、家の外でも様々な影響を受けますので、ひとつの要因として捉える程度がいいでしょう。


怒られてもケロッとしている人はなにかの障害?病気なの?

ネットの書き込みに、「発達障害?「なにかの病気?」という意見も見受けられました。

その可能性はゼロとは言えませんが、必ずしも障害や病気であるとは限りません。


たとえば、ADHD(注意欠如多動症)の場合、怒られることが多いと自信を失い、落ち込むという特徴があります。

またHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)は、怒られると引きずる傾向があり、気持ちを切り替えることが苦手です。

参考:LITALICOジュニア、HSPな僕たち


以上の通り、調べてみるとケロッとしている人の特徴に相反する部分があるので、少なくともADHDやHSPではなさそうです。

何を言われても動じない、強い芯を持っている人もいれば、経験を積んで強くなった人もいます。

単純に、「怒られてもケロッとしている = 病気」と判断するのは適切ではないと言えます。


怒られてもケロッとしている人の対処法

「あれだけ怒られてもケロッとしている…」

どうして彼らはこのような態度ができるのでしょうか?

そんな冷静さの秘密に迫り、彼らに対して感じるイライラをどう解消すればよいのかを、

具体例を踏まえた対処法を解説します。


感情的にならない

怒られても平然としている人との対話は、冷静さを保ち、建設的に話すことです。

自分自身が冷静でいることで、相手にもその姿勢が伝わり、より生産生のある会話になります。

感情的になると、本来の問題から話が逸れたり、相手に「?」な感情を抱かせてしまいます。

冷静になり落ち着いて対応することで、状況を客観的に把握しやすくなり、適切な解決策を見つけやすくなります。

「感情的になりやすい」と自覚しているのであれば、呼吸を整えて、落ち着いてから話すよう、話すタイミングを調整しましょう。


人格を否定しない

怒る時は、相手の性格を責めるのではなく、仕事や働き方に焦点を当てた具体的なフィードバックをします。

性格や人格を否定することは、コミュニケーションの壁を作り、反発的な態度を作るだけです。

そのため、話を内容を仕事や働き方に絞り、建設的に注意を促します。


たとえば、期限を守らないことが頻繁にあるとしたら、

「いつも遅れているね、どうしてもう少し計画的に動けないの?」

という言い方ではなく、

「締切を守らないと他の業務にも影響するの。それにチーム全体のパフォーマンスも落ちる。次回は計画を事前に共有して、進捗状況をこまめに報告してもらえると助かるなぁ。」

と、業務に対する具体的な改善策を提案することが望ましいです。

このように人格を否定しないことにより、部下や同僚との信頼関係を維持し、より効果的な改善が期待できます。


細かく作業手順を指示する

有効な対処法の1つとして、抽象的な説明を避け、具体的な作業手順を指示します。

この方法によって目的を明確にし、達成に向けた明瞭なガイドラインが提示できます。


例えば、報告書を作成する場合、「この間の会議の報告書を書いて」という抽象的な要求をするのではなく、

  1. 明日の午後3時までに
  2. 市場分析と次の四半期の目標に焦点を当てた報告書を完成させてください。
  3. また、このデータを使用し、フォーマットは社内規定に従ってください。

と、「1.期日」「2.内容」「3.補足」を入れて指示します。


そして話は短くシンプルに、ポイントを絞って伝えること。

これは相手だけではなく、自分の頭の中を整理したり、お互いに得られる成果を共有できるメリットもあります。


進捗状況をチェックする

定期的に進捗状況を確認し、必要に応じて調整するよう心がけましょう。

こまめにチェックすることで、

  1. トラブルを未然に防ぐ
  2. 作業スピードを上げる
  3. コミュニケーションが増える

といったメリットがあります。


また、やり取りする機会が増えれば、仕事も円滑に進むし、結果として怒ることもなくなり、揉めずに問題を解決することができます。

先に述べた怒られてもケロッとしている人の特徴、心理から、指示待ち人間である可能性も高いので、自発的に動けないのであればフォローしてあげましょう。


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ポジティブな側面を伝える

彼らのいいところに目を向けて、きちんと褒めてあげましょう。

誰だって自分の頑張りが認められると嬉しいものです。

何がうまく行ってるかを伝え、やる気を促し、テンションを上げます。


ケロッとしている人は、冷静で、口数が少ないところがあります。

でも根がポジティブなので、こちらからしっかりアクションすれば、良いパフォーマンスを出してくれます。

個別で伝えるのもいいですし、みんなの前で褒めてあげれば、きっと気分も上がり、チームの士気も高まります。

日々、ポジティブな声かけを心がけて、職場にいい雰囲気を作りましょう。


与えられている責任を明確にし自覚させる

ケロッとしている人に対して、自分の仕事にどのような責任があるか明確にします。

具体的なタスクや期待される成果をはっきりと伝えるようにしましょう。

例えば、

「あなたにはこのプロジェクトの進行管理を任せています。」

「クライアントとの連絡を担当してもらいます。」

といった具体的な業務内容を示すことです。


さらに、

「この仕事が成功すれば、会社全体の売上に大きく貢献します。」

「作業が遅れると全体の進行にも影響が出るので、しっかりと管理してください。」

と説明を加え、責任の重さや、その仕事が全体にどのような影響を与えるかを理解させましょう。

これにより、自分の役割や責任の重さを認識し、真剣に取り組む「意識」を持つようになります。

また定期的に進捗を確認し、フィードバックを行うことで、責任感をさらに高めることができます。


問題解決能力を養う

自ら考え解決する力を育てることで、責任感や主体性を高めることができます。

まず、具体的な問題解決の手順を教えることから始めましょう。

問題が発生した際に、どのように状況を分析し、解決策を見つけるかのフレームワークを提供します。

たとえば、「問題を細分化し、原因を特定する」「複数の解決策を考え、最適なものを選ぶ」といった、問題解決の手順を示します。


次に、実際の仕事の中で問題解決の機会を与えます。

小さな問題から始めて、徐々に大きな課題に取り組むことで、少しずつ自信を持たせることができます。

たとえば、以下のような具体的な課題を与えます。

「このプロジェクトで発生している遅延を解消する方法を考えてみてください。」
「予算オーバーを防ぐためのコスト削減策を見つけてください。」
「作業効率を上げるための新しいツールや方法を提案してください。」
「納期を短縮するための方法を3つ提示してください。」


そしえて解決策を提案した際には、その成果やプロセスについてフィードバックを行います。

成功した場合は褒め、失敗した場合は改善点を指摘しつつ、次に活かす方法を一緒に考えます。

これによって実践的な経験を通じて学び、自らの問題解決能力を高めることができます。

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