否定から入る友人について
何でもかんでも否定から入る友人がいます。
なんでそんなに否定するのか、彼女の心理が分かりません。
きっとあなたの側にも、否定から入る人はいると思います。
また、このような人に対して「うざい」「疲れる」「めんどくさい」と意見する人は多いです。
そこで本記事では、否定から入る人の心理や特徴を探り、うまく関わるための対処法を解説します。

否定から入る人がうざいと感じるのは、「会話が進まない」から
否定から入る人が「うざい」と非難されるのはなぜでしょうか?
調べたところ、彼らには以下のような特徴がありました。
- 「いや」「でも」が口癖
- 否定する根拠や理由がない
- 話を最後まで聞かない
- 話題を変える
- 論破してくる
- 意見を曲げない
- バカにする
つまり、否定から入る人がうざいのは、会話が前に進まないからです。
彼らは何かにつけて言いがかりをつけるので、会話が噛み合わず、普通に会話することすらままならない。
毎回話す度に、
「いや、そうじゃなくて…」
「でもさ、私はね…」
と否定されるので、言われた方は気分が悪くなり、次第に話す気が薄れてしまいます。
しかしながら、彼らは無意識に言ってしまうことが多いようで、また中には、否定から入ってしまっていることを自覚している人もいます。
否定するつもりはなくても、自然と「いや」「でも」と口にしてしまい、人の意見を素直に受け入れない話し方になっているようです。
否定から入る人とは?否定してしまう原因
否定から入る人の根底には、強い承認欲求が隠れていることがあります。
彼らは、「いや」「でも」と話をさえぎることで、自分の正しさや存在価値を認めて欲しい。
つまり、自分を肯定してほしいという気持ちを無意識に表しているのです。
また、相手の言葉を否定するのは、
「自分の思いを伝えたい」
「分かって欲しい」
という、強い欲求の裏返しであることも少なくありません。
一方で、否定的な反応は、必ずしも個人の性格だけが原因とは言えず、
「相手の考え方や言動に違和感がある」
といった、外的な要因によって引き出されている場合もあります。
加えて、ストレスや不満を抱えていると、心に余裕がなくなり、つい、他人を否定するような態度をとってしまうこともあるのです。
よって、否定の裏側には、「わかってほしい」「満たされたい」といった、人間らしい感情が複雑に絡んでいるのです。
否定から入る人の末路
「いや、それは違うと思うんだけど…」
はじめのうちは、自分の考えを述べる人、反対意見を言える人と受け止めるかもしれません。
しかし、それが毎回になると話は別です。
会話は進まないし、「またか」と相手はうんざりし、次第に話しかけたくない人になっていきます。
たとえば職場においては、接する機会も多くなることから、
「この人と話すと雰囲気が悪くなる」
「また話が進まなくなる」
「この人には何を言ってもムダだ」
と敬遠されるようになり、仕事がスムーズに進まなくなります。
すると、否定から入る人は、自分の意見が通らなくなり、周りからの評価は下がり、信頼までも失ってしまう。まさに負の連鎖です。
否定から入る癖は、ちょっとした口ぐせのつもりでも、最終的には人を遠ざけ、自分の居場所を失わせる力を持っているのです。
否定から入る人との関わり方とは?具体的な対処法
では最後に、否定から入る人とはどのように関わっていけば良いのか。
具体的な対処法は以下のとおりです。
- やんわり指摘する(「会話する気がなくなる」「ちょっと傷つく」と言う)
- 否定で返さず「そうだね」とワンクッションを入れる
- 共感できる部分を反応する
- 支援してくれる人に相談する(上司やリーダーなど仲裁に入れる人)
- あえて話題を変える
- なるべく考えないようにして割り切る
否定から入る人とは、真っ向からぶつからずに、うまく受け流すことが大事です。
「否定するのうざい!」とハッキリ言ってしまうと、相手は気分が悪くなったりキレてしまうこともあるため、その後の関係に悪い影響を与えてしまいます。
まともに相手していてはデメリットしかないので、いちいち反応せずに適度な距離感を保つようにしましょう。
どうしてもうまく付き合えない場合は、物理的になるべく関わらないようにするしかありません。
