職場でのプライバシー侵害について。
同僚に私のプライベートな事情を勝手に社外で言いふらされて不愉快な思いをしています。
どんな対応を取るのがベストでしょうか?
こちらはネット上にあった、職場で「人のプライベートを他人に話す人」に対する質問の投稿です。
また他にも、
- なぜ人のことをペラペラ話すの?
- 他に話すことはないの?
- 一体なにがしたいの?
このような批判的な意見がネット上に多数見受けられます。
人のプライベートを他人に話したり、ベラベラと平気で漏らす人は、一体何を考え、何故そのようなことをするのでしょうか?
気になったので調査してみました。
本記事では、
- 人のプライベートを他人に話す理由
- プライベートをペラペラと話す人の心理
- プライベートなことを他人に話す違法性
- 人のプライベートを他人に話す人への対処法
以上について解説します。
目次
人のプライベートを他人に話すことに腹を立てるのは、「何も信用できない」から
X(Twitter)やネット上にある、「人のプライベートを他人に話す人」に関する投稿を複数調査しました。
どうやら「人のプライベートを他人に話す人」に腹を立てているのは、
「何も信用できない」
ことに起因しています。
その理由は、以下のような特徴が関係しているようです。
- 単純
- 後先考えない
- 責任感がない
- お調子者
- ご機嫌とり
- モラルが低い
「内緒」「秘密」と言っても約束を破り、何でもすぐにペラペラと話すから、その人を何も信用できなくなるのは当然です。
しかし残念なことに、イライラすると同時に、『話すんじゃなかった』と後悔している人も少なくありません。
人のプライベートをペラペラと話す人の「心理」
さて、人の情報をペラペラと話す人は、一体どんな気持ちなのでしょうか?
考察した結果、以下のような心理が働いていることがわかりました。
- 自分の情報力を示したい
- 他人より優位に立ちたい
- 自分の欠点や弱点を隠したい
- 話の中心になりたい
- 人の噂話、闇が好き
- 思ったことを言ってしまう
これらから、彼らは他人のことなど気にしない、自分本位なところが強く感じられます。
プライベートなことを他人に話すのは違法なの?
そもそも、プライベートなことを他人に話すのは、法律的に問題ないのでしょうか?
結論から述べると、法的な責任を負う可能性はあります。
「誰にでも言わないで」と口頭でする『口約束』がありますが、『契約』というのは原則として口頭でも成立するとされています。
ただこの場合、書面と違い可視化できないことから、大半が証明できません。
そして、
「〇〇のことは内緒にしてね?」
「もちろん!」
このような口約束を破ったとしても、民事・刑事共に何も責任がありません。
しかし、約束を破り何を口外したか?によって、プライバシー権侵害や名誉毀損の行為とみなされます。
プライバシー権は、容貌や姿態をみだりに公開されないといった、法的な保障・権利とされています。
一方、名誉毀損とは、事実を暴くことで社会的評価を下げることです。
秘密をどう暴露されたかにもよりますが、プライベートなことを他人に話すことにより、慰謝料の請求や名誉毀損として訴えることは可能です。
参考
ベンナビ:「刑事事件マガジン」、ベリーベスト法律事務所:「弁護士コラム」
人のプライベートを他人に話す人への対処法
先に述べた通り、人のプライベートを他人に話す人は、基本的に信用できません。
しかしそれが職場であれば、接点をゼロにすることはほぼ不可能です。
では、どのように接していけば良いのでしょうか?
以下は、プライベートを口外する人への対処法です。
⚫️相手のペースにのまれない
⚫️必要以上に自分のことは話さない
⚫️当たり障りのない会話に留める
⚫️適度に距離を置く
⚫️はっきりと注意・否定をする
職場にこのような人がいるなら、あまり関わらない方が身のためです。
以下では、職場で気をつけた方がいい人に触れています。気になる方はどうぞ。
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