すごく環境に恵まれた職場なのに、辞めたいと感じてしまうことについて。
世の中にはもっと過酷な環境で頑張っている人もいるのに・・・
贅沢に慣れてしまったのでしょうか。
ありがたみをもっと感じるべきですか?
職場環境に恵まれているのに、「会社に行くのが辛い」「辞めてしまいたい」と感じてしまう人がいます。
なぜ彼らは、そんな素敵な職場を辞めたいと感じているのでしょうか?
そのような会社の実態を詳しく調査し、検証してみました。
本記事では、
- いい会社だけど辞めたい理由
- いい会社とはどのような会社?
- いい会社を辞めたい時の解決策
以上について解説していきます。
目次
いい会社だけど辞めたいと感じるのは、「変化のない会社」がうざくなったから
「いい会社だけど辞めたいのは…」
このようなネット上の書き込みを調べたところ、以下のような辞めたい理由がありました。
- 職場環境に慣れた
- 考える余裕ができた
- 身体が不調を訴えかけている
- 平和ボケしている
- 刺激が欲しいと感じている
- 飛躍を望んでいる
- 会社がゆるい
- 仕事の内容自体は好きじゃない
- 人が育たない
これらの理由から、
「仕事が機械的で単調なため、やりがいを感じられない」
「ぬるい社風、体質がストレスになる」
という不満が募り、会社自体が嫌になって辞めたいと感じていることが分かりました。
「いい会社だけど辞めたい」という悩みが甘くてうざいと感じる人も
辞めたい人の中には、次のような意見もありました。
- 仕事が楽な分給与が低い
- いい人ばかりで辞めたいと言いにくい
- 残業がなく残業代がつかない
- やらされてる感がある
- たまにある飲み会がつらい
内容を見る限り、大した悩みではないのが明らかです。
当然ですが、こういった意見に不満を感じている人も。
「贅沢な悩みだ」
「失ってからありがたみを感じる」
「世の中そんなに甘くない」
と、かなり反感を買っています。
よっぽどヤバい会社でなければ、努力次第で給与は上がりますし、飲み会だって行かなければ済む話です。
実際に、仕事のできる人の中には、理由あって飲み会に参加しない人もいますよ。
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いい会社の判断基準とは?
「すごくいい会社なんだよね」
さて、いい会社とは何を基準にしているのでしょうか?
調べたところ、以下の点が挙げられます。
- 残業がない(またはサービス残業がない)
- 家から近い
- 福利厚生が手厚い
- 業界では給与が高い方
- 働く環境がよい(綺麗、整っている)
- お菓子などの飲食がOK
- 人間関係がよい
これらの内容から、従業員の満足度が高いことが分かります。
しかしながら満足度が高くても、変化や刺激がないことから、その職場を離れてみたい気持ちが生まれているのだと考察できます。
また、いい会社だけど辞めたい理由の中にあった、
- 会社がゆるい
- 人が育たない
というのは、職場の人たちとの人間関係の良さが表れでもあります。
でも残念ながら、返ってこれが「辞めるきっかけ」にもなっている模様です。
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いい会社だけど辞めたい。でも「辞めない方がいい会社」かもしれません
こんなにいい会社、本当に辞めていいものか…
いい会社であればこう思うのは、べつに不思議でもなく当然のことです。
最終的に、辞めるか辞めないかは自分の意思で判断しなければいけませんが、果たしてその判断基準が正しいものか、不確かだからこそ迷ってしまいます。
会社を辞める理由には、
- 仕事のやりがい
- 給与や待遇
- 人間関係
- 会社の将来性
などが挙げられますが、よく考えれば辞めずに済む方法もあります。
たとえばですけど、この中にある「人間関係」を理由に辞めるというのは、社内の誰かと不仲で、「その人といるのが嫌」「関わりたくない」という感情に起因しています。
しかし冷静に考えれば、上司に間に入ってもらうとか、会社に言って異動を促すなど、解決することは可能なはずです。
また、友人に仕事のことを相談した時に、相手が自分より稼いでたとしても、「他の面はどうなの?」と疑問に思うべきだと思います。
以下は、過去に筆者が友人と話した際に、当時のいい会社と相手の会社を比較した時の一例です。
いい会社 | 比較した会社 |
福利厚生がしっかりしている(○) | インセンティブなので給与が高い(▲) |
住宅手当が出る(○) | 労働時間が長い(×) |
バイトや副業をOKとしている(○) | スタートアップでリストラのリスクが高い(×) |
このように、「稼いでいる」部分だけに着目せず、
「じゃあ、なぜそんなに稼げるの?」
という視点を持つと、いま在籍している「いい会社」の良い部分がたくさん見えてきます。
このような分析をすれば、
「いい会社だけど辞めるのやめようかな」
「これってほんとに辞める理由になるのかな?」
と、考えが変わるきっかけになると思いますよ。
いい会社だけど辞めたい時の対策
辞めたいけど、何から手をつけていいものか…
恵まれた環境にいると、会社のどこに着目すべきか分からなく、何から手をつければいいのか判断が難しくなります。
以下で辞めたい時の対策をまとめていますので、参考にしてみてください。
辞めたい理由を明確にする
退職を考える際は、自分がどうしてその決断に至ったのかをはっきりさせましょう。
既に挙げた「辞めたい理由」を参考に、どれが最もな原因なのか分析します。
- 仕事の内容
- やりがい
- 人間関係
- キャリア形成
- 会社の将来性
さまざまな要因が退職の理由となるかもしれませんが、主な原因は「どれかひとつ」に絞られるはずです。
もしも理由の中に 「仕事が難しい」とか「仕事量が多い」があるなら、どの仕事でも共通していることなので、安易に辞めない方がいいです。
そのようなハードルこそ乗り越えなければ、実績も実力も身に付かぬまま、転職を失敗する可能性が高くなります。
キャリアプランを立てる
退職する前に、今後のキャリアについて計画を立てましょう。
- 自分はどのような仕事に就きたいのか?
- どのようなスキルを活かしたいのか?
- 年収いくら欲しいのか?
明確にすることで、時間を無駄にしなくて済みますし、転職に対する意欲も湧きます。
例えば特定のスキルを身につけたい場合は、関連する資格の取得をしたり研修に参加する、本を読むなどしましょう。
異業種への転職を考えているのなら、その業界で求められるスキルや経験を調査し、それに合わせた準備をします。
市場を分析し、需要のある職種を見定め、現実的且つ達成できる目標を設定しましょう。
社内異動、ポジションの変更を検討する
退職を決断する前に、社内で異動やポジションの変更を検討してみましょう。
これらも新たなスキルの習得に繋がりますし、仕事を通じて人との繋がりにも変化が生まれます。
他の部署への異動を希望する場合は、まず人事部や上司と話す機会を増やし、コミュ二ケーションを深まることから始めましょう。
- あなたは何を目的としているのか?
- それによって会社で何をしたいのか?
こういった形で、異動やポジションを変える理由と、あなたの持つ能力や適性を説明します。
何よりも決定権は彼らにあるので、発言は慎重に、適切な行動を心がけることです。
退職前のマネーストック
退職を検討しているなら、新しい仕事を見つけるまでの間の生活費や、緊急時の資金を確保するために貯蓄が必要です。
退職後、すぐに新しい職を見つけられなかったり、転職活動に時間がかかる場合があります。
また転職先が遠くて引っ越しを余儀なくされたり、交通費など必要経費の支払いが後になる可能性もあります。
貯蓄があれば、このような不確実性に対処することができるし、経済的に余裕があることで、落ち着いて転職を考えることができます。
勢い任せで転職すると痛い目に遭うかもしれませんので、金銭面でも用心し準備しておきましょう。
転職後のリスクを考える
転職に伴うリスクを把握し、対策を考えることが大切です。
転職は新たな機会をもたらしますが、同時にさまざまな不確実性やリスクも伴います。
以下、考えられるリスクです。
- 職場に馴染めるか?
- 収入は安定するか?
- 福利厚生はしっかりしているか?
- キャリアを形成できるか?
- ポジションは確約されているものか?
- その部署はどのような人が多いのか?
- ブラック企業ではないか?
これらはリサーチ、面談の際に必ず行うべきことです。
特にポジションや部署の人間は重要であり、新規事業、ベンチャー系の場合、うまくいかなければ事業ごと消されます。
転職後のトラブルを避けるために、準備を怠らないようにしましょう。
メンタルヘルスケアをする
どのような形であれ、退職を考えることは精神的に負担がかかり、不安を抱え気苦労する機会が増えます。
退職および転職は冷静な判断が必要なので、メンタルヘルスケアはかかせません。
自分一人で抱え込まず、家族や友人、専門家など、信頼できる人の力を借りましょう。
相談はもちろん、遊んだり趣味に時間を使い、ストレスを溜めないようにすること。
またメンタルが追い込まれた時は、カウンセラーやメンタルヘルスの専門家に相談し、適切なサポートを受けてみること。
この他、不安やネガティブな感情を吐き出すだけで分析してくれる、メンタルヘルス専用のアプリもあります。
仕事を辞める前に、あなたの心の問題を解決して、日々の生活を改善しましょう。
参考:早稲田大学と共同研究した1日15円のメンタルヘルスアプリ「Awarefy」
転職エージェントに相談する
転職しようか迷ってるけど、プロに相談してもいいの?
いい会社だからこそ、本当にその会社を辞めていいものか、誰かに相談したくなるものです。
かと言って、プロの転職エージェントに相談したら、転職が確定してしまいそうで、それもまた悩みどころです。
でも実は、転職エージェントは相談のみでも対応してくれます。
ひとつ例を挙げると、転職サイトで有名なリクルートエージェント(以下リクルート)は、無料で転職活動の相談を受けています。
実際にリクルートのサイト内にも、以下のような記述があります。
“転職”は勤務先を変えたという結果であり、“転職活動”はその過程です。転職エージェントでは、“転職活動”のバックアップをしています。
このようにリクルートの場合、すぐに転職するつもりがなくても、後に転職するか分からなくても大丈夫です。
「そんなこと言いつつ、転職を強くすすめられるのでは?」
と勘ぐってしまう気持ちもわかりますが、
将来に不安を感じたり、現在の仕事を続けるべきかとひとりで悩む時間がもったいないので、気軽に問い合わせてみることをおすすめします。
もしも退職自体を会社に言えないのであれば、代行業者に相談してみましょう。
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口コミサイトで転職先をリサーチする
転職先を決める際には転職エージェントだけに頼らずに、転職系の口コミサイトを利用しましょう。
たとえば「転職会議」という口コミサイトの場合、実際に働いていた元社員や、在籍している社員の会社に対する口コミを見ることができます。
以下、サイト内で得られる情報です。
- 会社の業績
- 総合評価
- 口コミ(評判・社風・社員)
- 年収(給料・ボーナス)
- 平均残業時間
- 平均有休消化率
- 平均年収
- 求人内容、募集求人数
以上のように転職会議では、事実に近い会社の評価を知ることができます。
業務内容に限らず、会社の業績、平気年収などを見ることで、その会社の未来や成長性を経営目線で判断することができます。
また、口コミはこのようにカテゴリーで分けられているので、知りたい情報を絞って検索することもできます。
会社の体質が変わったりするので、投稿はなるべく新しいものを参考にしてみてください。
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