自分勝手で、人の気持ちを考えない人の末路はどうなるのでしょうか?
「別に自分さえ良ければいい」
「周りなんて知ったこっちゃ無い」
このような考え方で動く人が、あなたの身近にもいませんか?
他人の気持ちを無視し、自分の利益ばかりを優先する人って、嫌な気持ちになりますよね。
そこで本記事では、自分勝手な人がたどる末路や、なぜそのような思考になるのか、そして今すぐできる対処法を解説します。

自分勝手な人の末路は?
では、自分勝手な人には、どのような末路が待っているのでしょうか。
調べたところ、以下の意見が見受けられました。
- 老害化して周りから人が離れていく
- 他責思考がひどくなる
- どんどん短期になる
- 「めんどくさい人」と煙たがられる
- 寂しく孤独死を迎える
つまり自分勝手な人は、基本的に性格が変わることはありません。
そのため、最後は孤立し信頼されなくなります。
周りの人には嫌われながらも、気にせず図太く長生きする人もいるようですが、それこそ正に孤立です。
ただ奇しくもこれらは当人ではなく、あくまでも周りが予測する末路でしかありません。
つまり、このような人の末路を考えるだけ、「時間の無駄」と言えます。
自分勝手な人は、「他人を意識しない」人です。
自分勝手な人とは、一体どのような人を指すのでしょうか。
詳しく調べたところ、以下の特徴が見つかりました。
- 自己中心的
- 自分のことが1番大事
- 他責思考
- 怒りやすく短気
- 人にやってもらうのが当たり前
- 後先考えない
- 平気で人を見下す
- 失言が多い
- 周りへの影響を考えない
- 自分の利益だけ考える
- 謙虚さが無い
つまり、自分勝手な人は、他人を意識せずに生きています。
そもそも自分勝手な考え方とは、他者の立場や感情を想像する力が欠けていて、自分さえ良ければいいのです。
その結果、周囲への配慮や責任感が薄れ、自分の都合や感情だけで判断したり行動を起こしてしまうのです。
自分勝手な人に会社ができること
結論から述べると、多くは注意発起や減給といった罰を与えることしかできません。
同僚は「辞めてほしい」と願うかもしれませんが、会社側は労働者を簡単に解雇することはできないのです。
日本の解雇規制は厳しく、また、解雇にはいくつか種類があり、それぞれに異なる理由と手続きが求められます。
解雇の種類
- 整理解雇
- 普通解雇
- 懲戒解雇
- 退職勧奨
この中で、整理解雇は会社側の都合のもので、いわゆるリストラの一環です。
他の3つは、労働者の勤怠に対する処分に該当します。
以下でそれぞれ詳しく述べます。
普通解雇
普通解雇は、企業が社員の能力や勤務態度、健康状態などに基づいて行う解雇です。
当人の言動が、「業務に重大な支障をきたしている」と判断された場合、この処分が適用されることがあります。
ただし、日本の労働法では解雇には正当な理由が必要であり、正当な理由として認められるかどうかは状況によります。
以下は普通解雇に該当する内容です。
1. 傷病・健康状態の悪化による労働能力の低下
2. 能力不足・成績不良・適格性の欠如
3. 職務懈怠・勤怠不良
4. 職場規律違反・不正行為・業務命令違反
普通解雇の場合、「自分勝手」「自分さえ良ければいい」という人は、この中の2〜4に該当すると考えられます。
懲戒解雇
懲戒解雇は、社員が重大な規律違反や法令違反を犯した場合に行われる最も厳しい解雇処分です。
例えば、社員が勝手に会社のお金を使う「横領」などをした場合、懲戒解雇(または普通解雇)が可能です。
反対に、ただ単に仕事を怠ける、他人に仕事を押し付けるといった行為では、懲戒解雇をすることは難しいです。
ただし、嘘をついていたり、業務に重大な支障をきたす場合には、懲戒処分の対象となる可能性は十分あります。
退職勧奨
退職勧奨は、企業が特定の労働者に対して、自主的な退職を促す手段です。
労働者が退職の意思表明をし、「会社と労働者の合意」の上で労働契約を終了させることを言い、「自己都合退職」に該当する退職方法になります。
例えば、
- いつまでも成果があがらない
- 勤怠に問題があり協調性に欠ける
- 何度注意しても改善しない
- 高齢で高給取り
というように、会社に不利益をもたらす人は、退職勧奨の対象になりやすいです。
ただし、近年では解雇は違法になる可能性が高いことから、退職勧奨をする企業は少なくなりつつあります。
しかしその一方で、巧妙な手口を使って辞めさせようとする悪質な企業も存在します。
どこか違法性があると感じたら、弁護士など法律に詳しい人に相談しましょう。
ちなみに退職勧奨は整理解雇とは異なり、会社に強制力はありませんが、退職金の上乗せや再就職支援など、ある程度の優遇措置が提供されることもあります。
参考
戸田労務経営:「解雇の種類(普通解雇・懲戒解雇・整理解雇など)」
労働問題弁護士ガイド:「退職勧奨のよくある手口10つと、やめさせられそうな時の対処法」
自分勝手な人はどうすればいい?今すぐできる対処法
自分勝手で、自分さえ良ければいいと考える人。
そのような人が身近にいた場合、どのようにすればいいのでしょうか?
以下はすぐできる対処法です。
- なるべく関わらない
- その人を改善しようとしない
- 責任を引き受けない
- 境界線を設ける
- 感情的にならず淡々と接する
- アテンション(注意)を奪われない
- 自分自身を守る
つまり、相手のペースに「巻き込まれない」ことです。
自分勝手な人に振り回されず、物理的にも精神的にも、適度な距離を保つことが1番大事。
相手が自分勝手な人であれば、あなたもある意味、自分勝手にすればいいのです。