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職場の子持ち女性がウザくて迷惑。フルタイムで働く人と時短で働く子持ち女性の悩みとは?

職場にいる子持ちパートの人が嫌いで仕方ありません。

この人と働くのが嫌なのですが、こういう人にはどう対応するべきですか?

Yahoo!知恵袋

上記はインターネット上に投稿された「職場の子持ち(子供を持つ女性)」に関する質問です。

このような「職場の子持ちがウザい」という投稿がいくつか見受けられます。


職場で子どもを持つ女性は、なぜウザがられるのでしょうか?


結論、良くも悪くも不公平な扱い」を受けるからです。

検証したので、ここで詳しく解説していきます。


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職場の子持ち女性がウザいと感じるのは「不公平」だから

ネット上にある「職場の子持ち女性」に関する書き込みを調べました。


結論、職場の子持ちがウザいと感じるのは、

  • 「特別扱いしてズルい」
  • 「贔屓(ひいき)している」

というように、「不公平さ」の主張からなることが分かりました。


どうしても子どもを持たない従業員には、仕事の「責任」や「負担」が偏ります。

これにより「我慢」「疲労」「ストレス」を無意識に受けているのです。


職場の子持ち女性がウザいと感じる原因

調査した結果、職場の子持ちがウザいと感じるには理由がありました。

以下でその原因と内容をまとめています。


仕事量に関わらず給与が同じだから

子育てをしながら仕事をするのは大変なことです。

子どもの世話や学校行事など、家庭の事情で遅刻や欠勤をしたり、残業できないといったことがあります。

そうした事情を考慮して、給与が調整されるケースは少なくありません。子持ちの社員は仕事量に関係なく、同等の給与を受け取ることができます。


しかしこのような配慮によって、不公平に感じる人がいるのは当然です。

例えば子持ちのお局と新入社員ならば、お局の方が給与が高い。

それを知って新入社員は、

「私の方が仕事してるのに!」

「なぜ彼女は特別扱いなの?」

と、不満に思うのは否めません。

ただでさえイライラするのに、何食わぬ顔で職場に子どもを連れてきたりしたら、さらに怒りはヒートアップしてしまいます。


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簡単な業務が多いから

子どもに何か起きると、預けている園から呼び出され、仕事を中断して帰らざるを得ません。

そのため子持ちの人の業務は簡単であり、責任の伴わないものが多くなります。

しかしこのような配慮が、反対に職場内の他の社員から不満を引き起こしてしまいます。

なぜなら簡単な業務が多いことで、子持ちの人が「楽をしている」という誤解を招くことがあるからです。

その結果、複雑で責任の伴う業務が、他の社員に行き渡ります。

仕事が簡単な分、少なからずサボる人もいます。その無責任な姿勢をみて、余計イライラするのでしょう。

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どんな状況でも時短、定時で上がるから

子どもがいると、園や学校の都合上、時短であったり定時で帰らなければいけなくなります。

周りの人は彼女の代わりに、仕事の負担を請け負うことになるので、働き方の違いに苦痛を感じます。

「子どもの都合だから仕方ない」

とは頭で分かっていても、実際には彼女のしわ寄せを受けるので、複雑な心境になるのは当然です。

子持ちかどうかは別として、仕事をしない人に対してうざいと感じている人はたくさんいます。


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子どもの都合で帰ったり休むから

子持ちの人は子供が発熱したり、国で定められた予防接種や、学校からの呼び出しなどで会社を休まざるを得ません。 

また妊娠もしているとなれば、自身の体調不良もあるので、益々休む機会が多くなります。

もしもその人が大事な仕事に関わっていたり、繁忙期に休むとなると、周りの人への負担は大きくなりストレスにもなります。

それだけで済めばいいのですが、ネット上の書き込みでは、マタハラやイジメに発展するケースもあるようです。


劣等感を感じているから

同性間の立場の違いから、子持ちの女性に劣等感を感じる人がいます。

  • 子どもができない
  • できなかったことを受け入れられない
  • そもそも結婚していない

このような理由から、子持ちの人と自分を比較し、優劣を決めてしまうのです。

これは当人同士だけの問題ではありません。世間では「少子化の問題」「結婚を望まない人」のニュースで溢れています。

これらが無言の圧力となり、彼女たちを苦しめているのです。


職場の子持ち女性が特別な扱いを受ける理由

では視点を変えて、職場の子供を持つ女性が特別な扱いを受ける理由を述べます。

ここでは実際にあった書き込みに対するコメントや、個人の意見を踏まえてまとめています。


子ども都合で休まざるを得ないため

既に述べた通り、子どもの病気、学校行事、保育園や学校の休業など、予期せぬ事態が生じた際に、子持ちの人は仕事を休まざるを得ない状況になります。

そのため会社としては、彼女たちが働けるように、働きやすい職場環境を提供する義務があります。

しかしこれは、家庭と職場の2つの立場に挟まれる、当人にしか分からない問題です。

もちろん本人は望んでいませんし、周りから不当な扱いを受けることで、辛い、悔しいという感情に見舞われます。


会社が人材を確保するため

子持ちを管理する人は、リスクを回避するために、比較的簡単で中断が許される業務を割り当てています。

それに子どもを持つ女性は、仕事と家庭の両立に苦労している可能性が高く、ストレスや負担を軽減するために配慮しているのです。

会社側が業務の調整や分担をすることで、結果として離職を妨げたり、人材の確保に繋がります。

これは組織全体のバランスを取る上での1つの戦略と言えます。


周りの人の負担を軽減するため

子持ちの人は、子どもの都合で突如休む機会が増えます。

そのため、あらかじめ彼女たちの業務を軽くすることで、たとえ不在になったとしても、周りの人たちへの影響はありません。

反対に、もしも重要なポジションを与えた場合、「あの子にしかできない」とか「状況を把握できない」といった問題が起きます。

すると周りの人はフォローできず、業務は浮いたまま、仕事が止まってしまいます。


女性の社会進出や男女平等を推進するため

日本の人手不足は深刻です。猫の手も借りたい企業はたくさん存在します。

そのような企業を支援するためにも、国は女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)を制定し、働く女性の雇用を促しています。

国は女性の活躍に取り組む企業に対して、次のような支援を行なっています。


・えるぼし認定制度:厚生労働大臣の認定マークを商品や求人に活用できる
・女性活躍推進助成金:経費の一部を助成する制度
・働き方改革推進支援資金:日本政策金融公庫が低利で融資する制度

参考:Wikipedia「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」


例えば、企業が育児休業者の復職支援の取り組みを行うことで、最大300万円の助成を受けられます。

このように社会的な視点において、企業は子どものいる女性の雇用と、男女の不平等が無くなるよう働きかけているのです。


子持ちがうざいと感じるのは会社が悪い?子育てしにくい環境だから?

育児をしながら働く子持ちの女性は、スキルを求めない仕事であったり、時短で働くことが多いです。


でもなぜ、このような働き方をするのは「女性」が多いのでしょうか?


子育てしやすい国には、どのような育児制度があるのか調べたところ、世界のトップ5は以下のような特徴がありました。


ランク子育て制度の特徴男性育休取得率
1位スウェーデン・スウェーデンは最も寛大で、育児休暇は最長480日。
・90日ずつが父親、母親それぞれに与えられる。
・390日は給与の80%に相当する給付金が支給。残り90日は180kr(クローナ)/日。
・ひとり親の場合は丸480日の権利。
・1歳〜6歳まで定額の保育園に通える。
90%(2023)
2位ノルウェー・育児休暇は最長49週間。
・49週間で全額保証、または給与の80%で59週間を選べる。
・養子を迎える親は、実子でない子や15歳以上の子の養子縁組を除き、出産する親と同じ休暇給付を受ける権利がある。
70%(2023)
3位フィンランド・育児休暇は2人で最長14か月。
・給与保証は3歳までは平均€800。
・子どもが2歳になるまでに各親は約160日の休暇を取らなければいけない。
80%(2022)
4位デンマーク・育児休暇は両親合わせて約365日。
・公務員は全額保証、民間人もおおむね保証。
・生後8ヶ月〜2歳まで保育所に入ることができて、保護者は保育費用のうち最大30%のみ負担する。
80%(2022)
5位オランダ・育児休暇は最長182日(26週間)。
・63日(9週間)は給与の70%に相当する給付金が支給。
・パートナーは最大6週間の育休が取れる。
24%(2019)


これに対し、日本の育児休暇は男女共に最長365日あります。育休手当は180日までが給与の67%、それ以降は50%支給されます。

トップ5の国と比較しても、十分に肩を並べられる内容ですよね。

実際に日本の「子育て制度」に関しては、男性の育児休暇期間は他国より圧倒的に長く、その点をUNUCEFに高く評価され、世界1位に順位付けられています。(2021年時点)


しかし、男性に対する育休の期間は長いものの、

「育休を取得しづらい雰囲気がある」

「職場が人手不足」

「収入を減らしたくない」

このような理由から、育休の取得率は17%ととても低いです。(2022年時点)


そもそも日本は、有給すらまともに消化ができない、消化しにくい文化が根強い国です。

簡単な仕事や時短で働く子持ち女性に対して、

「自分は自由に休めない」

「私だって楽をしたい」

という葛藤から、うざいという感情が生まれているのだと推測できます。

参考:U.S.News:The 25 Best Countries in the WorldBest Countries for Raising Kids、男女共同参画局:我が国の育児休業制度は世界一!?



職場の子持ち女性が実際に感じる問題

さいごに、

「実際に子どもを持つ女性が職場でどのようなことを感じているのか?

ここに焦点を当てて解説していきます。


罪悪感や働きづらさ

職場と家庭の責任が板挟みになり、罪悪感や働きづらさを感じます。

これは職場と家庭の双方で期待に応えようとする中で、彼女たちが内面で抱える葛藤の表れです。

例えば急に仕事を休んでしまうと、予定していた仕事や業務を果たしていないことに罪悪感を感じます。

反対に長時間働いてしまうと、家庭のことを疎かにしていると感じたり周りに言われるのです。


仕事と育児の両立によるストレス

たとえ簡単な業務だとしても、当人は責任を持って仕事をしています。

それと同時に母親としての責任を担っているため、仕事と家の二重の負担が疲労とストレスを大きくさせます。

子どもの都合で予定通りに進まないのは、周りの人よりも当人が1番分かっています。そして誰よりも辛いのです。


低く評価されたりキャリアアップしにくい

子持ちの人は、育児によりフルタイムで働くことが難しくなります。

すると短時間で働くことに、「仕事してない」とか「誰にでもできる」と、仕事自体を否定する人が現れます。

このような過小評価をされると、彼女たちは居心地が悪い上、ポジションが確立しにくくなります。


職場の人との関係が悪化する

会社のために仕事の負担を軽減したのに、皮肉にも人間関係が悪くなることはよくあります。

前述の通り、過小評価したりバカにする人たちは、子どもを持つ女性を下に見ています。

ちょっとスマホをいじったり、ネットで調べものをしていても、「サボっている」「働いていない」と。

みんなやっていることなのに、子持ちなだけで酷い言われようです。


仕事に対する自信ややりがいを失う

子育ての負担が重いほど、仕事に力を注げない時があります。

大事な会議に参加できなかったり、仕事のミスが重なると悲観的に考えてしまいます。

また成果が見えにくいと、会社に対する貢献が軽視されがちです。

すると結果として、仕事に対する自信がなくなり、やりがいを感じにくくなります。


性的な嫌がらせやハラスメントを受ける

子持ちの女性は、園に子どもを預けていることから、そう簡単に職場を離れることができません。

それを知ってか、性的な嫌がらせやハラスメントをする人がいます。

NHKが行なった調査で、性的な被害を受けた女性のうち「職場の関係者」と答えた人は、全体の16%もいました。

被害を受け、「職場に行けなくなった・辞めた」人は約4人に1人。

NHK「性暴力実態調査」

この中には、結婚している女性も含まれています。


子どもを持つ女性への理解と協力が必要

もしもあなたが子持ちがウザいと感じていても、同じ状況になればきっと理解できると思います。

子供を育てるのはとても大変で、全くと言っていいほど思い通りにはいきません。

職場にいても家にいてもいつも誰かと一緒ですし、自分の時間なんてないし、自分のことは常に二の次です。

立場が違うので、理解するのは難しいかもしれませんが、少し気持ちに余裕をもたれてはいかがでしょうか。


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