「こだわりが強すぎる人って面倒くさくないですか?」
「職場で、こだわりの強い人と上手くやるには、合わせるしかないですか?」
これはネット上で見つけた、「こだわりの強い人がめんどくさい」という意見です。
彼らに対し非難する人は多いようですが、
実際のところ、こだわりの強い人はめんどくさいのでしょうか?
本記事では、こだわりの強い人がめんどくさいと感じる理由から、特徴、長所と短所、対処法について解説します。

こだわりが強い人とは?めんどくさいと感じる理由
「こだわりが強い」というのは、自分の信念や基準に固執し、それに従って行動することを指します。
「こだわる」には、次のような意味があります。
- ちょっとしたことを必要以上に気にする。気持ちがとらわれる。拘泥こうでいする。
- 物事に妥協せず、とことん追求する。
- つかえたりひっかかったりする。
- 難癖をつける。けちをつける。
引用:コトバンクより
このように、こだわるには、「諦めない」「継続する」といった良い意味がある一方で、「しつこい」「文句をつける」という悪い意味合いもあるのです。
そんなこだわりが強い人を「めんどくさい」と感じるのは、
自分のこだわりを押し付けてくるからです。
その人が何かにこだわることに対しては、誰も文句を言いません。
ただ、周りにまで自分の考えや価値観を当てつけることに、「めんどくさい」「勝手にしてくれ」と苛立っているようです。
こだわり強すぎてめんどくさい人の主な特徴と行動パターン
さて、こだわりが強い人とは、どのようなところから感じるのでしょうか?
調べたところ、様々な特徴や行動パターンが見つかりました。
- 細かい性格
- 見栄っ張り
- 他人の考えに興味がない
- 頑固でわがまま
- ものを揃えたい
- 綺麗に整えたい
- 自分ルールがある
- 集中力が高い
- 完璧主義
- 自己肯定感が強い
つまり彼らは、自分の価値観を優先する人です。
こだわりが強い人は、自分のルールや美学に従い、物事を判断し行動するため、他人の意見や柔軟な対応ができません。
したがって周りの人は、時にその姿勢を「めんどくさい」と受け止めてしまいます。
何かにこだわるのは良しとして、そのまま我が道を行くのか、周りと協調するのかで、周囲の接し方は大きく変わります。
よって、こだわりを貫くのであれば、周りから「めんどくさい」と言われる覚悟が必要です。
こだわりが強い人にある長所と短所
こだわりが強い人というのは、裏を返せば「一途」とも言えます。
自分が納得するまで物事を突き詰める姿勢は、周囲から見るとまるで職人。
その集中力や徹底ぶりは、ひとたび仕事や趣味の領域で発揮されると、圧倒的な成果を生むことさえあります。
実際、このような性格が功を奏して、周囲から「丁寧な人」「信頼できる人」と見なされることもあるでしょう。
しかしその反面、そうしたこだわりが「融通が利かない」「頑固」として現れてしまうこともあります。
自分のやり方に自信があるからこそ、他人の意見を聞き入れず、知らず知らずのうちに、周囲との温度差が生まれてしまうのです。
つまり、こだわりの強さは、状況や相手次第で長所にも短所にもなり得る、まさに諸刃の剣なのです。
こだわりが強い人とうまく付き合う方法
こだわりの強い人と関わると、疲れてしまうこともあるでしょう。
何かと意見を押し付けてきたり、細かい点にこだわり続けられると、正直「しんどい」と感じる時もあります。
そのような相手とうまく付き合うには、以下の方法を試してみてください。
- 聞き流す
- 深入りしない
- やんわり否定する
- 共感を装う
- 話題を逸らす
- 期待せず割り切る
- 物理的に距離を置く
こだわりの強い人とまともに接すると、意見が食い違ったり口論になり、心身共に消耗してしまいます。
その人が職場や家庭内にいるなら、うまくやり過ごさなければメンタルが危険に晒されます、
だから適度に受け流し、必要以上に関わらないようにして、余計なストレスを抱えないようにしましょう。
ポイントは無理に合わせず、適度に距離を取ることです。
まとめ
正直、「なんでそこまでこだわるの?」って思うこともありますよね。
でも、イライラせずにスルーしたり、軽く受け流すなど、ちょっとしたコツで気持ちがラクになります。
それに、強いこだわりとはいかなくとも、あなたにもきっと自分ルールやちょっとしたこだわりはあるはずです。
価値観は人それぞれ、と思えば、そう深く悩む必要はないはずです。
どうしても我慢できなくて、精神的に参っているようなら、プロのカウンセラーに相談しましょう。
