会社で毎日自分の陰口を言う人間がいます。
なにを言ってるのか聞こえてきたりしてかなり不快です。
この人のせいで毎日ストレスです。
どう乗り切れば良いでしょうか?
上記はネット上に投稿された、「職場で陰口を言う人」に対する質問です。
他にも同様に、
- 陰口でつぶされそう…
- 悪口に耐えられず退職するのは甘い?
- 悪口や陰口に強くなる方法を知りたい
このような意見が、SNSやネット上に多数見受けられます。
なぜ彼らは、職場で平然と陰口を叩くのでしょうか?
気になったので調査してみました。
本記事では、
- 職場で陰口を言われるのがうざくて耐えられない理由
- 職場で陰口を言う人の特徴
- 職場で陰口を言われた時の対処法
以上について詳しく解説します。
目次
職場で陰口を言われてうざくて耐えられないのは、「ストレスでメンタルがやられる」から
職場で悪口や陰口ばかり言う人がいるけど、ウザイです。
インターネット上でこのような、「陰口を言う人」に対する不満の書き込みを調べたところ、以下の意見がありました。
- わざと聞こえるように言う
- 普段はやけに優しく、親切に接してくる
- 噂話が広まっているのを感じる
- 直接言わないから
- 仲間外れにされる
- 笑い話のネタにされる
- 誤解が広がってしまう
- 自分のミスを誇張される
- 無視されたり冷たくされる
- 誰が味方かわからなくなる
- モチベーションが下がる
以上の内容から、単純に「ストレスが溜まりメンタルがやられている」ようです。
誰しも陰口や悪口を言われたら、普通でいられないのは当然です。
これがきっかけで心を病み、立ち直れなくなる人もいます。
あることがきっかけで仲良しグループから外され、悪口を言われるターゲットになる人も少なくありません。
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職場で陰口ばかり言う人の特徴
では、このような陰口ばかり言う人にはどのような側面があるか?
以下、彼らの特徴です。
- 楽しんでいる
- 妬み、僻みが多い
- 思考がネガティブ
- ストレス発散にしている
- 陰口が癖になっている
- 弱点や欠点ばかり見る
- 陰湿
- 周りを気にしていない
- 口が軽い
これらの特徴から、陰口ばかり言う人は「性格が悪い」と考察できます。
人の粗探しが好きで、それを話のネタにする時点で、人としてどうなのか?
「まったく信頼できない」「付き合いたくない」
こんな風に映っているようです。
陰口を叩くのはいじめ?ハラスメントなの?
自分がいないところで言われている陰口、悪口はパワハラでしょうか。
陰口とは、対象となる人への嫌がらせです。
職場において、立場の優位性を理由に、悪口や陰口を言うのは「いじめ」や「ハラスメント」に該当します。
また対象者が、その場にいなくても同じです。
以下は該当するハラスメントの一例であり、どれも精神的・身体的苦痛を与え、また職場環境を悪化させる言動・態度です。
- パワーハラスメント
- モラルハラスメント
- エイジハラスメント
しかしそれを会社がハラスメントと認めるには、事実であることの証明となる調査が必要です。
「〇〇さんから嫌われています。」
「こそこそ私の陰口を言われています。」
という、「当人の主観」ではなく、
- いつ:(4月3日に)
- どこで:(事務室で)
- 誰に:(A先輩に)
- 何と:(仕事ができない、頭が悪い)
- どのように:(私が向かいの席にいることを知ってて聞こえるように言った)
- 何度:(3月30日も、2度目)
と、具体的な内容が必要です。
メモや録音など記録があれば証拠になるので、調査はスムーズになり、ハラスメントとして認められるでしょう。
ちなみに、職場で陰口を言う人を訴えることは可能ですが、
「その陰口を〇〇(第三者)が聞いた」
という、公然の要件を満たさないと成立しない可能性が高いです。
公然とは、不特定又は多数の人へ表現が伝達されることです。
例えばネットの書き込み、転職会議といった口コミサイトへの投稿なども「公然」に該当します。
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陰口を叩く人の末路
陰口を叩くことは、一時的にはストレス解消や共感を得る手段になるかもしれません。
しかし、その行為が積み重なると、どのような結末が待っているのでしょうか?
以下は陰口を叩くことの影響や、それが引き起こす結果です。
- 何も成長しない
- 信用・信頼を失う
- 評価が下がる
- 仕事のチャンスを逃す
- ストレスが増す
- 人間関係が悪化する
- 孤立する
- 負の連鎖に陥る
- 自信を失う
- 嫌われる
- 誰も助けてくれなくなる
- 自分も同じ目に遭う
総じて言えるのは、陰口は「自分を不幸にするだけ」です。
それ以外、何も生まれません。
職場で陰口を言われる方にも問題がある
しかしながら陰口を言われるのは、言われる本人にも、「何か問題がある」と考えられます。
以下は、陰口や悪口を言うそれなりの理由です。
- 周囲への配慮が足りない
- コミュニケーションが薄い
- ひとりよがりな行動をとる
- 被害妄想癖がある
- 嘘をついたり裏表がある
- 遅刻、欠席が多い
- 時間の管理が甘い
- 会社に馴染めていない
- 仕事・業務の質が低い
- 働く意欲がない
以上の内容から、陰口を言われる人は、「自分勝手」だからではないでしょうか。
陰口を言う人も、初めは普通に接していたのですが、付き合っていくうちに問題があることに気付く。
誤解やすれ違いが重なり、何かと悪く捉えられてしまい、次第に距離を置かれてしまったのかもしれません。
職場で陰口を言う人、言われた時の対処法
職場で陰口を言われることは、誰にとってもストレスであり、雰囲気を悪化させるだけです。
陰口を言われた時、どう対応すればよいのか?
そして陰口を言う人と、どう接すれば良いのか?
以下で、職場での人間関係を円滑にするための対処法をお伝えします。
聞こえないフリをする
陰口にいちいち反応していては嫌な気持ちになるだけです。
だから無視して、相手が飽きるのを待ちましょう。
気にせずに自分の仕事に集中して、淡々と日常業務を続け、陰口に全く反応しないようにします。
繰り返していくうちに、あなたが動じないことに気付き、次第に陰口をやめるかもしれません。
それに、人に干渉している時間は勿体ありません。
相手はあなたに干渉し、陰口を言っているのですから、無駄な時間を費やしているのだと思えば楽になります。
わざと聞こえるように言う人も、「性格わるっ。あんな人に絶対ならない!」と反面教師にしましょう。
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嫌なことを気が済むまでノートに書く
職場で陰口を言われたとき、その嫌な気持ちをノートに書き出してみましょう。
なぜなら紙に書くことは、以下の様々なメリットがあるからです。
- 感情をコントロールできる
- 不安やストレスが軽減される
- 新たな洞察が得られる
- 心が整理される
思ったことを文字にすると、自分を客観的に見ることができます。
次第に気持ちが落ち着き、冷静さを取り戻せるのです。
ノートに書き記す行為は、陰口に限らず、気持ちを整理したい時にとても効果的な手法です。
最低限のコミュニケーションに留める
陰口を言う人とは、コミュニケーションを必要最低限にし、無駄な対立を避けましょう。
過剰な関わりは、ストレスや摩擦を生む原因にもなります。
だからその人とは、「おはようございます」「お疲れ様です」といった挨拶・ビジネスマナーと、業務のやり取りだけに留めましょう。
接触を最小限に抑えることで、モヤモヤすることが無くなり、相手も陰口のネタが減ります。
はっきり「嫌だ」と伝える
陰口を言う人は、相手にしないのがベストです。
無視してもエスカレートするようでしたら、はっきりと「悪口をやめて」と伝えましょう。
ただ、相手との関係性によって言い方は変えましょう。
立場が下の人:「私のどこがいけないですか?」
同等の人:「こないだ聞こえたんだけど…」
立場が上の人:「文句あるなら直接言いなさい」
このように、真っ向から聞いてみてください。
少しは反撃しないと、我慢ばかりじゃやり切れません。
これがきっかけで関係が悪くなったとしても、どちらにせよ、わだかまりがあるのは変わりません。
ポーカーフェイスでいる、いい人ぶる、こんなことをする必要もなくなります。
味方になってくれる人を見つける
1人で悩まずに、頼りになる味方をつけましょう。
誰にも相談せずに1人で対処しようとすると、精神的な負担が大きくなってしまいます。
信頼できる人を味方につければ、孤独じゃないし、愚痴をこぼせるし、気持ち的に余裕が生まれます。
それに、陰口のことを考える無駄な時間が減れば、仕事に精が出るはずなので、きっとモチベーションも上がるはず。
もしかしたら、味方になった人も陰口を言われているかもしれません。
そうであればより二人三脚で力を合わせて、問題を解決していきましょう。
上司に相談・報告する
陰口が頻繁に続くようであれば、一度、上司の耳に入れておいた方が懸命です。
会社としても労働安全衛生法上、見過ごすわけにはいきません。
労働安全衛生法とは
昭和47年に定められた、以下を目的として定められた法律です。
- 職場における労働者の安全と健康を確保
- 快適な職場環境を形成する
参考:一般社団法人 安全衛生マネジメント協会 「労働安全衛生法とは」
以上の通り、事業者は快適な職場環境を形成するための措置が必要であり、従業員に気持ちよく働いてもらえるよう務める義務があります。
仮に相談や報告をして、何もできない・何もしない上司であれば、上司として失格です。
期待できないので、会社に対して報告書を提出しましょう。
会社を辞める
職場で陰口を言われ続ける状況が改善されない場合、最終的には会社を辞めることを考えるべきです。
これは決して逃げではなく、建設的な解決策です。
精神的な負担から、仕事に対するポテンシャルが下がるだけならまだしも、体調を崩したり、心を病んでしまっては元も子もありません。
労働問題に詳しいある弁護士いわく、一度心を病んでしまうと、思いのほか立ち直るのが難しく、社会復帰が望めないケースも少なくないそうです。
何度も上司に相談したり、自分で状況を改善しようと試みても、何も変わらず反対に孤立するのであれば、退職は妥当な選択であると言えます。
それに見切りをつけて、新たな職場環境を見つける方が、時間もキャリアも無駄にせずに済みます。
もしもスムーズに退職できないのであれば、弁護士に相談し、退職手続きをしてもらいましょう。
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