会社の掃除を一人に押し付けるのはどう思いますか?
これはネット上にあった、「会社の掃除を自分だけがしている」といった投稿です。
またこの他に、
- 最近の若い子は掃除したがらない…
- 散らかってても何とも思わないのが不思議。
- 下っ端がするのは当たり前ってうざい!
といった様々な意見が、ネット上に散在していました。
しかしなぜ、会社の掃除をその人(自分)だけがしているのでしょうか?
気になったので詳しく調べました。
本記事では、
- なぜ会社の掃除をその人だけがしているのか?
- 掃除をしている人が感じていること
- 会社で掃除をする人の特徴
- 職場環境を改善するための解決策
以上について解説します。
目次 [表示]
会社の掃除を自分だけするのは、「当たり前」だから
インターネット上にある、会社の掃除を自分だけがしている、または特定の人がしているという書き込みを調査しました。
その理由は以下の通りです。
- 掃除をすると落ち着く
- 暇だから
- 進んでやる人がいない
- 来客があるため
- 「掃除して」と言えない
- 掃除の時間も業務に含まれている
- さっさと終わらせて帰りたい
- やらないと気が済まない
会社の掃除を自発的にする人は、掃除することが「当たり前」のようです。
「そのうち誰かもやってくれる」
という期待をしている人もいますが、残念なことに周りの人が協力してくれることもなく、結果として1人でやる羽目になっています。
「会社の掃除はいつも自分だけ…」彼らが感じていること
正直言ってやりたくない時もあります…
毎日自分だけが掃除をしていれば、このように不満を感じるのは当然です。
他にはどんな思いをしているのか、詳しく調べてみました。
- 気分が悪い
- 心が美しくなんてならない
- 綺麗事にしか思えない
- 負担が増えストレスを感じる
- 掃除をしても感謝されない
- 押し付けられている
- 不公平に感じる
- 他の社員へ不満が募る
- 孤立感を抱いてしまう
- 何も評価されない
どうやら掃除をすることで、逆に自分を苦しめている様子が伺えます。
辛いのは明らかですが、周囲に期待したり見返りを求めると、余計しんどくなりそうです。
彼らのような真面目な人ほど急に会社を辞めてしまうので、黙って見過ごすのはとても危険です。
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職場で掃除をする人の特徴
掃除をする人がいることで、職場はいつも清潔に保たれています。
でも、率先してやる人がいれば、やらされている人もいます。
職場で掃除をするのはどのような人なのか?
以下は彼らに見受けられる特徴です。
- 新人
- 下っ端、平社員
- 社長
- 女性
- お人好し
- 断れない性格
- 気にしい
- 自主性がある
- 協力的
- 綺麗好き(掃除、整理整頓)
- 作業が丁寧
彼らは職場環境を整え、社内の雰囲気を良くしたい気持ちが強く、まさに「縁の下の力持ち」と言えます。
少なくとも一部の人は、
「ありがとう」「助かってる」
と、口には出さないけど感謝の気持ちはあるはず。
とは言え、ただ思っていても伝わることはなく、どこかしたで歪みは生じています。
職場で掃除する人が他にいないのはなぜ?
誰だって綺麗な職場環境で働きたいものです。
しかし、実際には掃除をする人は限られていて、「掃除は私の役割じゃない」と他人任せな人もいます。
以下は、職場で掃除する人が他にいない原因です。
- 仕事を優先している
- 気づいた人がやるべきと思っている
- 掃除のルールが明確じゃない
- 掃除を重要視していない
- その人の仕事だと思っている
- 自分はやる必要がないと思っている
以上の内容から、周囲の人たちは「そもそもやる気がない」のだと考察できます。
掃除や整理整頓を大事に思う会社、上司がいれば、こんな状況にはなりません。
筆者の経験からも、
「荷物置きっぱなしにするな」
「片付けてから帰りなさい」
日々このように言われていた時と、その上司がいなくなった後の職場環境はまるで違いました。
つまり、掃除をするのは自分だけという職場には、掃除しない人たちを放置している、その程度の上司しかいないということです。
職場環境を改善するための対策
毎日職場の掃除を一人で行うのは大変です。
そのような状況がずっと続くと、ストレスは溜まり、仕事が手に付かなくなってしまいます。
もうこれ以上、あなた1人が負担を被る必要はありません。
では最後に、職場環境を改善する解決策をお伝えします。
一旦掃除をやめてみる
いきなりですが、まずは一旦掃除をやめてみましょう。
あなたが掃除をやめたら、社内でなにが起きるか黙って見過ごすのです。
- 「意外と誰も気づかないな…」
- 「どんどん汚くなっていくぞ…」
- 「お、誰かが掃除し始めてる…」
きっとこのような現象が起きます。
実際に掃除しなくてもいいかもしれないし、「なんで掃除しないんだ」と怒る人も現れるかもしれません。
揉めるとややこしくなるので、「掃除は義務なのか?」「就業規則に書いてあるのか?」といった会社のルールを確認しておきましょう。
抗議してやらない人にやらせる
「なぜ周りの人は掃除しなくて、自分だけがやらなければいけないのですか?」
1対1では丸め込まれたり圧力をかけられて、何も改善されないで終わるでしょう。
だから、会議の合間などを利用し、みんなの前でこう発言するのです。
社員が集まる場面では、いつもの調子で話すことはできないし、各々の言うことを全員が聞くハメになるので、言葉を選んだり、慎む人も出てきます。
仕事同様、他の人と業務を分担するのは当然のことなので、その場に上司や役員といった決定権のある人がいれば、きっと話は良い方向に流れるはずです。
※但し、会社の体質によっては白羽の矢が立つので注意してください。
会社全体の習慣、ルールにする
あなたのような特定の人が掃除するのをやめさせるには、掃除を社内におけるひとつの習慣、ルールにすることです。
そのためには、上司や会社からのトップダウンが決め手となります。
前述の会議などを利用すれば、現場の意見をそのまま吸い上げる形になるので、事をうまく運びやすくなります。
なので、話すタイミングはめちゃくちゃ大事です。
また、ただ意見を述べるのではなく、以下のような具体的な案をいくつか提示しましょう。
- 曜日を決める
- くじ引きで行う
- 当番制にする
また、人によって掃除の仕方は違うことから、
- 「掃除は朝やるものでしょ」
- 「別に毎日やらなくても」
- 「自分のだけやれば良くない?」
など、文句を言う人もいます。
そのような時は彼らを黙らせるためにも、掃除を「マニュアル化」するといいかもしれません。
いつもサボっていたり仕事しない人ほど、必ず文句を言ってきますよ。
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清掃員を雇う
清掃員を雇えば、従業員の負担は軽くなり、業務の効率化にもつながります。
自社で清掃を行うと、特定の従業員が決まった時間を掃除に費やすことになりますが、清掃員を雇えば全て解決です。
それに彼らは清掃のプロですから、専用の器具や洗剤を使用して、細かい部分まで徹底的に綺麗にしてくれます。
ほかにメリットとしては、
- 設備異常や劣化が分かる
- 高所や難所も清掃できる
- メンテナンスもしてくれる
- 自社でやるより綺麗になる(当然)
など、プラス面はたくさんあります。
何よりもあなたの負担が減るのですから、仕事に対してやる気もあがるはずです。
但し、中小企業で清掃員を雇うのは、金銭面的に厳しいところがあるのが難点でもあります。
掃除時間を会社に請求する
特定の人が掃除をしているなら、それを労働時間として会社に請求できるかもしれません。
そのためには、会社が掃除を業務の一環としているか確認することです。
もしも業務として認められているのなら、その時間を正確に記録し、労働時間として申告しましょう。
始業時間より早く出社して掃除をすることは、「朝残業」に該当するので、25%以上の割増がつきます。
たとえば、週5勤務で毎日30分早く出社しているのなら、
時給 x 1.25(割増)x 0.5(時間)x 5(日数)
時給2,000円とした場合、1週間で6,250円、ひと月で2万円以上貰えるということになります。
これをきっかけに退職する
何をしても変化がなければ、この掃除の問題を理由に退職することをおすすめします。
「特定の人がやる」というその謎のシステムは、会社の風習が根強かったりするので、なかなか変えることはできないかもしれません。
でも、それが如実に表れていることが確認できているなら、
- 掃除の負担が大きい
- 本来の仕事ができない
- 誰もやらずストレスになる
- おかげで身体を壊した
こう言って退職すればいいのです。
会社が「それは困る」とゴネるなら、具体的な解決策の提示とリミットを伝えましょう。
なぜならその場で詰めないと「うやもやにされる」からです。
それでもうんともすんともしなければ、退職代行サービスしかありません。
退職代行サービスには、民間企業・労働組合・弁護士と3つの運用元がありますますが、最もおすすめなのは「弁護士」です。
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このようなお金に関する手続きの「交渉・請求」を行うことができる上、万が一裁判沙汰になっても、弁護士が代理人として対応してくれるので安心です。
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