会社の昼休みに歯磨きしてる人って迷惑ですよね
トイレの洗面台なんて2台くらいしかないのに
歯磨きしてるのは数人なんですが・・・
彼らは人の迷惑とか考えないんでしょうか?
社会人のマナーとしてみっともなくないですか?
これは職場で歯磨きをする人に対するインターネット上にあった書き込みです。
職場で歯磨きをする人をウザいと感じ、多くの人がストレスを受けているようです。
歯磨きをすること自体は良いことですが、職場で歯磨きをすることは良くないことなのでしょうか?
気になったので検証しました。
本記事では、
- 職場で歯磨きをするのがうざい理由
- 職場で歯磨きをする人の特徴
- 職場で歯磨きをする人の対処法
以上について詳しく解説します。
目次
職場で歯磨きするのがうざいというのは、「周りに迷惑をかける」から
職場の歯磨きが「ウザい」と言われている理由を、インターネット上の書き込みやSNSで調べました。
「ウザい」と主張する人たちは、
「歯磨きをするのはいいけど、固まってお喋りしたり、嗚咽(おえつ)して汚い。」
つまり、「周りに迷惑」
ということであることが分かりました。
というのも、職場で歯磨きをする場合、給湯器のある流しかトイレの洗面台といった「共有スペース」だからです。
歯を磨いている間はそこを占拠されてしまうので、普通に利用する時に迷惑だ、という話です。
職場で歯磨きすること自体はいいこと
とは言え、歯磨き自体はするべきです。
歯磨きをした方がいい理由は、以下の基準で判断しました。
- 食後に歯磨きをすると、むし歯や歯周病予防の効果があるため。
- 歯を磨くのは1つのマナー。口臭ケアは大人のエチケットである。
- 清潔感のある歯はコミュニケーション上で良い印象を与える。
ムシ歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)は、食後4〜8時間ほどで作られます。
プラークの細菌は唾液などの体液を栄養にしており、食事をしなくてもできてしまいます。
そのため食後のタイミングで歯磨きをした方が良いでしょう。
但し、歯磨きは回数よりも「質が大事」言われています。
もしも適当にしか歯磨きできない場合、お昼以外の時間帯で、ゆっくり時間を取れるタイミングで歯磨きをすると良いでしょう。
実際に職場で歯磨きをしている人は?
一般的に理想的な歯磨きの回数は3回ですが、では実際に職場で歯磨きをしている人はどれぐらいいるのでしょうか。
「平日の歯磨きは何回していますか?」という会社員にとったあるアンケートでは、1日3回より2回の方が大きく上回っています。
1位 | 2回(44%) |
2位 | 3回(35%) |
3位 | 1回(12%) |
4位 | 4回以上(9%) |
5位 | 磨かない(0%) |
2回磨くと回答した人の理由は以下の通りです。
- 朝と晩の食事のあとに歯磨きをしている。どうしてもひるの食事のあとは歯磨きができないことが多い(30代/男性/会社員)
- 朝と夜に1回ずつです。昼休みが短いので昼には歯磨きできません。(30代/女性/会社員)
- 朝と夜に歯を磨くが、昼に歯を磨く習慣がないから。昼は外食が多いので、つい歯を磨かずに終わってしまう。(30代/女性/会社員)
- 出勤前に一回と昼食後に歯を磨きたいのですが近くに水場がないので磨けず、夕食後に一回みがいてます。(40代/男性/会社員)
- 平日は家で朝と夜だけです。職場では食後に歯をみがく時間がありません。(60代/男性/会社員)
引用:社会人のエチケット「歯磨き」は1日に何回?池袋駅前デンタルクリニック
このように2回磨くと回答した人は、「歯磨きをしたいけどできない」と「歯を磨く習慣がない」の2つに意見が分かれています。
仮にこの意見がちょうど半分とした場合、「1日3回歯磨きをしたい」「職場でも歯磨きをしたい」と答える人は、大半を占めると考えられます。
職場で歯磨きをするウザい人とは?
さて、職場で歯磨きをするウザい人とはどのような人を指すのでしょうか。
こちらもインターネット上であった書き込みを元にまとめてみました。
トイレで歯を磨く人
「なんで、トイレでするの?」って、言われました。
人によって価値観は違います。
相手にとっては、
「トイレで歯磨き?馬鹿じゃないの? 」
「口を洗うのになんでそんな汚い処でわざわざやらなきゃいけないの?」
というところでしょう。
自分の思う綺麗と汚い、その人の思う綺麗と汚いの基準は違います。
このことから、「トイレは汚い = トイレで歯を磨くのは汚い」という考えも無くはありません。
洗面台を占領する人
トイレの洗面台なんて2台くらいしかないのに
素知らぬ顔で3分〜5分も占有されてちゃ手が洗えません。
冒頭でも挙げたこの意見。職場で歯磨きをする人の中には、洗面台を長時間占領する人がいるようです。
もしも洗面台が1つしかない場合、他の人の利用を妨げてしまうため、周囲からウザいと感じられるかもしれません。
例えばトイレを急いでいる人や、来客があり給湯器でお茶を入れたい人など、きっとイライラしてしまうでしょう。
しゃべりながら歯を磨く人
会社で昼休み女子トイレで歯磨きをしている人が大勢いて、しかもおしゃべりしながら歯を磨いているので私がトイレに入りに行くと、しゃべってる人の口から唾液、歯磨き粉が飛んできます。
おしゃべり好きな人は、歯を磨いている時でさえ話すようです。
しゃべりながら歯を磨くと、口の中が見えたり、口の中から何か飛んでしまいます。
私の職場でも、壁の至るところに歯磨き粉がついていて、固まっているのを見かけたことがあります。
恐らくおしゃべりしている人の口から飛んだのでしょう。ちょっと気持ち悪いですね。
おしゃべり好きな人は、歯磨きしていようが仕事中だろうが構わず話かけてきます。
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歩きながら歯を磨く人
ランチのあと、オフィス内で歯を磨く人が多いです。自分の机や作業台のほか、歯を磨きながら廊下を歩く人がいます。
一度に2つのことをするのは、一見効率的のように思えますが、周りからすればみっともないだけです。
歯磨きを「ながら」で行うと、汚い印象のほか、行儀が悪いと思われます。
職場のマナーとしても、衛生面としても、非常に迷惑な行為です。
集団で歯を磨く人たち
会社で昼休み女子トイレで歯磨きをしている人が大勢いて、しかもおしゃべりしながら歯を磨いているので私がトイレに入りに行くと、しゃべってる人の口から唾液、歯磨き粉が飛んできます。
洗面台の前をずっと陣取られては邪魔で仕方がありません。
たとえ注意したとしても、「なにコイツ」と集団の圧を受け、ただ揉めるだけで何も解決しません。
一歩間違えれば全員敵に回してしまう、中々やっかいなパターンです。
必ず痰を吐く人
お昼休みになると即効食堂に行き、10分もすれば帰ってきて、給湯室で歯磨きを始めます。「がぁぁっぁ、ぺっ」付です・・・
歯磨きが全ての原因では無いのですが、色んな人がうがいや痰を吐いたりすると、排水溝がヌルヌルしたり詰まったりします。
きっと、やっている本人はなんとも思っていないでしょうが、少しは掃除する身を考えて欲しいものです。
「当番制になればいいのに」と思う人は、かなり多いのではないでしょうか。
職場で歯磨きをしない方がいい理由をまとめると
職場で歯磨きをすることがウザいと感じる人の意見をまとめると、次のようになります。
- 衛生面に問題があるから
- トイレや洗面台を利用できなくなる
- デスクや共有スペースで歯を磨くことにストレスを感じる
これらの意見は、個々の職場での歯磨きに対する考え方の違いから来ているようです。
ある人にとっては日常的な習慣である一方で、別の人にとっては職場環境での行為としては不適切なものと見なされています。
冒頭で述べた通り、歯磨きは良いことですし、むし歯や口臭の予防として医学的にも立証されています。
綺麗好きな人や神経質な人が、職場で歯磨きをすることに対して過剰に反応しているように見受けられます。
職場で歯磨きをするウザい人の対処法
インターネット上の書き込みから、どのような状況で歯磨きするのがウザいのか理解できました。
では続いて、職場で歯磨きをするウザい人の対処法をまとめていきます。
ガムやマウスウォッシュで済ませる
集団で洗面所を占領していたり、トイレを占拠している場合は、先にガムやマウスウォッシュで簡単に済ませましょう。
ガムやマウスウォッシュは、歯磨きと同様に口臭を予防する手段です。
ガムを噛むと唾液の分泌が促され、口内の清潔が保たれます。
またマウスウォッシュは、口内の細菌を減らし、口の中を爽やかにスッキリさせます。
これらの方法なら、周囲に迷惑をかける心配もありませんし、携帯できるので、いつどこでもササッと使えます。
昼食や歯磨きの時間をずらす
昼食または歯磨きの時間を変えることで、歯磨きをする人と遭遇する頻度を減らすことができます。
これなら周りの人に影響を与えることもなく、簡単に改善できます。
食事をとる時間帯、食べている時間(何分)など、個々で大体決まっています。
それに合わせて自分が調整すればいいだけです。
相手を動かすよりずっと簡単で楽な方法です。
職場のルールやマナーを作る、または提案する
周囲への配慮が欠けていることが問題なので、ルールやマナーを設けて制限してみましょう。
「歯磨き禁止」まで行くと問題になるので、ほどほどにするのがポイントです。
例えば、
「休憩時間の歯磨きは指定された場所でのみ行いましょう」
というルールを設けたり、コンビニで見かけるような、
「いつも綺麗に使っていただきありがとうございます」
といった張り紙をトイレに貼っておきます。
以下のようにクスッと笑える張り紙にすれば、角が立たずに済むかもしれません。
庶務や総務課に相談する
張り紙もですが、庶務や総務に相談し、職場の環境改善を相談してみましょう。
直接本人に言うよりも、穏やかに対処することができる上、職場のルールやマナーに沿った対応をしてくれます。
相談する時のポイントは以下の通りです。
- いつ、どこで、誰が、どのように?
- どのような不快を感じている?
- そう感じているのは何名?
- 改善策を提示する
庶務や総務課は、職場の環境を整えることが役割です。
不快感を訴えることで、適切な対応をしてくれる可能性が高いでしょう。
問題となる人の同僚や先輩に相談する
あなた自身がなんとかしようとすると、更に問題が大きくなり、収拾がつかなくなるかもしれません。
そのような場合は、問題となる人の同僚や先輩に相談することで、対処することができます。
こうすることで直接本人に注意するよりも、穏やかに対処することができますし、問題となる人との関係を悪化させずに済みます。
同僚や先輩たちは、問題となる人との関係が良好である場合が多いです。
そのため相談することで、解決につながる可能性が高いでしょう。
価値観の違いを受け入れる
相手によっては、注意したり文句を言うと逆効果になる場合があります。
そうなると予測できるのなら、価値観の違いを受け入れ、あなた自身が変わりましょう。
直接本人と対立せずに済むので、職場の雰囲気を悪化させることもありません。
我慢をするので多少ストレスになるかもしれませんが、「こういう人だ」と諦めれば楽になります。
人を変えるより自分が変わる方が早いし、なによりも簡単です。
まとめ:いつだって歯を磨くのはいいことです。
繰り返しになりますが、歯を磨くことは決して悪くないし、むしろ歯を磨かずにいる方がマナー違反です。
ただし、歯を磨くシチュエーションやタイミングは職場によって様々なので、周囲に迷惑をかけないようにする必要があります。
職場には多くの人がいます、自宅とは全く状況が違います。
面倒に思うかもしれませんが、これを念頭に置いておくことが大事です。